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高い技術と抜群の予測力で攻守両面において効き続ける存在へ。昌平MF大谷湊斗は「結果を残せる」ボランチ像を確立する

ゲキサカ / 2024年1月26日 19時5分

高い技術で大学生と渡り合った昌平高MF大谷湊斗(2年=アメージングアカデミー出身)

[1.22 練習試合 U-17日本高校選抜候補 1-4 東京国際大]

 1年生の頃からとにかく上手い先輩たちに囲まれて、自分の立ち位置を手に入れようと奮闘してきたのだ。確固たる自信を纏っていないはずがない。だからこそ、今度はそれをチームメイトに還元し、グループを牽引し、勝利に導く役割を担うことを求められていることも十分すぎるほどにわかっている。

「今年はもう(長)準喜もいないので、自分がリーダーシップを取ってやらないといけないですし、守備も攻撃も両方やりたいです。そこから最終的には高校選抜に入って、年代別代表やプロも目指していきたいですね」。
 
 昌平高(埼玉)で存在感を示し続けてきた、2024年の主役候補。MF大谷湊斗(2年=アメージングアカデミー出身)は今まで以上に向ける視線の位置を高いところに置いて、高校最後の1年へ挑んでいく。


「呼ばれた時は嬉しかったですし、自分は全然やれると思っていたので、自分のプレーも今のところは結構出せているんじゃないかなって、でも、もっとゴールに向かって、得点して、結果を残したいですね」。モチベーションに満ち満ちていた。U-17日本高校選抜候補の選考合宿に臨んだ大谷のことだ。

 2日目は日本体育大、3日目は東京国際大と対峙したトレーニングマッチでも、大学生を向こうに回して得意のドリブルで推進力を発揮すれば、守備でも球際に厳しく寄せてボール奪取するシーンも。さらに自信を持っている空中戦にも果敢に挑んでいく。

「年齢は関係ないので、自分のプレーをしっかり出したところを評価してもらいたいです」。一度ピッチに立てば、相手が上級生であろうと、それこそ大学生であろうと、怯むつもりなんて微塵もない。自分の力でここまで高いレベルの競争を生き抜いてきた自負が、短い言葉の中に滲む。


 昌平では攻撃的なポジションを任されながら、なかなか完全に定位置を掴むまでには至らなかった昨シーズンの大谷が、一気に存在感を高めたのはリーグ戦も終盤を迎えていたタイミング。自分と同様に1トップ下やサイドハーフを務めていたMF長準喜(3年)とドイスボランチに固定され始めてからだ。

「ボランチは楽しいですね。自分もボールを触りたいタイプなので、後ろからボールを持てますし、パスもできて、ドリブルもできて、楽しいポジションです」。攻撃時に発揮するその高いスキルはさることながら、守備面でも予測の速さは抜群。セカンドボールをさらりと回収し、すぐさまアタックに繋げていく才覚も際立っている。

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