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[新人戦]「一戦一戦」を強調。全力出し切った尚志が青森山田を延長撃破:東北

ゲキサカ / 2024年1月30日 17時58分

プレミアリーグ勢対決は尚志高が勝利

[1.29 東北高校新人大会準決勝 青森山田高 1-2(延長)尚志高 Jヴィレッジ]

 プレミア勢対決は尚志が制す――。29日午前、第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会(男子) 準決勝で青森山田高(青森1)と尚志高(福島1)が激突。延長後半の決勝点によって、尚志が2-1で勝った。

 23年度にプレミアリーグと選手権の2冠を達成した青森山田と、同プレミアリーグEASTで2位に食い込んだ尚志との注目対決。仲村浩二監督が「(29日午後に決勝が行われたが、青森山田戦で)『全部出し切って、もう次のゲームのことは一切考えなくていい』っていう戦い方ができたから、あのゲームになったんじゃないかな」と評したように、全力を尽くした尚志が青森山田に黒星をつけた。

 試合開始直後、尚志のU-17日本高校選抜候補FW矢崎レイス(2年)がいきなり相手ゴールを強襲し、強烈なシュートを打ち込む。一方の青森山田もU-17日本高校選抜候補の左SB小沼蒼珠(2年)のロングスローなどセットプレーからチャンスを作り返す。

 球際の激しい攻防が続く中、尚志が先制点を奪う。前半28分、自陣からボールを繋ぎ、10番MF高橋響希(2年)が攻撃をスピードアップさせる。そして、左サイドでボールを引き出したFW長坂隼汰(2年)が前方のスペースへパス。最後はMF小笠原啓太(2年)の折返しをU-17日本高校選抜候補MF大内完介(2年)が左足でゴールへ叩き込んだ。

 青森山田はCB矢部翼(2年)の負傷交代後、中盤のわずかな戻りの遅れが失点に結びつく形に。それでも、後半開始から右SH別府育真(2年)と前線のMF小山田蓮(1年)のポジションを入れ替えると、2分、その別府が起点となってチャンス。最後は前線へ飛び出したMF山口元幹(2年)が右足で決め、同点に追いついた。

 青森山田は、その後もゲーム主将を務める10番MF谷川勇獅(2年)の展開力を活かし、サイド攻撃から決定機を作る。ゴール前での堅い守備、最後の一歩が出る部分など特長を発揮した一方、プレスバックや「一本中一本決め切る」ことにこだわるチームがその強みを欠くシーンも散見された。

 一方の尚志は右SHの技巧派レフティー、大内が中央でボールに係る回数を増やしたことで相手を押し込む時間を増加。10番MF高橋響希(2年)と大内がそのキープ力や身のこなしによって相手選手の足を止める。青森山田DFはなかなかアプローチに行くことができず、下がりながら守備対応する回数が増える展開となった。

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