1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[新人戦]準決勝から先発総入れ替えの決勝も4発勝利。選手層の底上げにもトライした尚志が2年ぶりに東北制覇

ゲキサカ / 2024年1月30日 18時1分

尚志高が2年ぶりに東北新人大会優勝

[1.29 東北高校新人大会決勝 帝京安積高 2-4 尚志高 Jヴィレッジ]

 尚志が選手層の厚さを示し、東北制覇――。29日午後、第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会(男子) 決勝が行われ、尚志高(福島1)が2年ぶり4回目の優勝を飾った。尚志は決勝で帝京安積高(福島3)に4-2で勝利。4月開幕のプレミアリーグEASTへ向けて弾みをつけている。

 尚志は延長戦の激闘の末に勝利した青森山田高(青森1)との準決勝から先発11人をチェンジ。仲村浩二監督は「今回、B戦をずっと繰り返してたけれど、調子も良かったんで。出せるなら出してあげたいと。それをやることによって、チームの底上げもできる」と今後を見据えたメンバー構成で決勝に臨んだ。

 青森山田戦で交代出場して決勝点に絡んだFW千住澪央(2年)を除くと、フレッシュなメンバー。準決勝から1名を変更しただけの帝京安積に対し、尚志はアピールを狙うアタッカーたちが躍動した。

 前半はシュート数11-0。5分、左サイドを抜け出した千住が左足シュートを撃ち込むと、7分にその千住が先制点を奪う。左サイドでのインターセプトからFW関口元(2年)がクロス。これを千住が頭でゴールへ沈めた。

 初の決勝を戦う帝京安積は立ち上がりから、ボールホルダーが目の前の相手を外しに行く。そして、攻守でボールに係る10番MF藤沼遥斗(2年)やCB平野瑛大主将(2年)のパスからスペースを狙った攻撃も。だが、尚志はシュートまで持ち込まれることなくボールを奪い返すと、左SB木村心貴(1年)と右SB榎本司(1年)も積極的に攻撃参加して相手を押し込む。

 18分には、MF阿部大翔(1年)が相手DFの意表を突くラストパスで決定機を創出。MF田上真大(1年)が右足で決めて2-0とすると、26分には千住の巧みなループパスから関口が抜け出し、右足で3点目を決めた。

 帝京安積は前半終了間際にもDFラインでパスミス。尚志はこれをカットした田上が縦への仕掛けからクロスを上げる。最後はMF根木翔大(1年)が頭で決めて4-0。一方的な展開となった。

 尚志の仲村浩二監督は「(B戦に出ていた選手が、)溜まってたものを出し切ったっていう感じはあると思う。凄く、前半良かった」と振り返る35分間に。「1試合目、山田戦で(先発として)出れなかった分、悔しい気持ちもあったんですけど、決勝でチャンス与えて頂いたんで、しっかり結果残せるように1ゴール、1アシストしっかりできたんで良かったと思います」という千住らが気持ちの込もった戦いで4点リードをもたらした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください