イランの土壇場PK弾に沈んだ森保J、逆転負けでアジア杯8強敗退
ゲキサカ / 2024年2月4日 4時39分
[2.3 アジア杯準々決勝 日本 1-2 イラン エデュケーション]
日本代表は3日、アジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦し、1-2で敗れた。MF守田英正の先制ゴールで前半を1-0で折り返したが、その後は空中戦で圧倒されて後半10分に同点とされると、後半アディショナルタイム6分にPKで失点。劇的な幕切れにより、ベスト8敗退に終わった。
FIFAランキングでアジア最上位17位の日本と、次点で21位のイランによる大一番。日本は決勝トーナメント1回戦・バーレーン戦(○3-1)から先発3人を入れ替え、左ふくらはぎ肉離れのMF旗手怜央、左サイドのDF中山雄太とMF中村敬斗に代わり、MF守田英正、DF伊藤洋輝、FW前田大然を起用した。
システムは4-2-3-1でGKは引き続き鈴木彩艶を起用し、4バックは左から伊藤、DF冨安健洋、DF板倉滉、DF毎熊晟矢。ダブルボランチはMF遠藤航と守田で構え、2列目に左から前田、MF久保建英、MF堂安律が並び、1トップは今大会4ゴールで得点ランキング2位タイのFW上田綺世が入った。[スタメン&布陣]
試合は立ち上がりから強度の高いせめぎ合いが続き、イラン1トップのFWサルダル・アズムンに冨安、守田が立て続けに削られる場面も。それでも日本は冨安、板倉の両CBを中心に落ち着いたビルドアップを繰り出し、まずは試合を落ち着かせていった。前半8分には板倉が果敢なロングシュートも披露。高い位置で奪われる場面もあったが、堂安、前田の両サイドハーフが懸命にプレスバックし、相手にチャンスを作らせない。
イランは右サイドハーフのMFアリレザ・ジャハンバフシュが飛距離のあるロングスローを使い、日本ゴールを襲ってきたが、これも冨安ら守備陣が冷静に対応。前半19分には左起点で良い崩しから堂安の惜しいシュートが見られると、同21分にも冨安から久保への縦パスで左を打開し、伊藤のクロスからチャンスを作った。同24分には右サイドの高い位置でボールを奪われ、カウンターに対応した板倉がファウル。イエローカードを出された。
それでも前半28分、日本が先に試合を動かした。守田が左サイドに流れてパスを引き出し、相手を牽制しながら斜めのパスを刺すと、中盤に下りてきた上田が力強いポストプレー。相手を背中で制してうまく引きつけ、ワンツー気味に走り込んだ守田が受け取ると、浮き球を巧みに操ってゴール前に持ち込んだ。最後は相手GKとの駆け引きで左へのシュートを狙い、相手GKの足に当たったボールがゴールマウスに転がり込んだ。
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