1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[新人戦]団結して戦った國學院栃木が選手権予選に続き、栃木決勝進出。MF高橋遙希主将の追撃弾など大一番でも自分たちの技術を発揮

ゲキサカ / 2024年2月11日 10時12分

後半8分、國學院栃木高MF高橋遙希が右足シュートを決めて1点差

[2.10 栃木県新人大会決勝 矢板中央高 3-1 國學院栃木高 栃木グ]

 22年ぶりに県決勝へ進出した選手権予選に続き、新人大会でも県決勝へ進出。優勝には届かなかったものの、國學院栃木高は決勝で自分たちの戦いを見せた。

 選手権予選決勝の再戦となった矢板中央高戦。前半は相手の圧力の強さに苦しんだ。GK、最終ラインから丁寧にボールを繫いでいたものの、相手のプレッシャーを受けてボールを失う回数が増えてしまう。

 抜群のキープ力を見せるMF高橋遙希主将(2年)とタイミング良くボールを引き出すMF斎藤旺雅(2年)の2シャドーが係ると、攻撃が好転。「Bチームからのし上がってきた」(中田勇樹監督)というFW高橋力駆(2年)の思い切りの良いシュートや、MF関優太(2年)の左足FKで相手ゴールを脅かした。

 セットプレーで失点するなど前半は0-2。それでも、「『ビビらず、自分たちの持ち味のボールを失わない技術を出そう』とみんなで話して臨めた」(高橋遙)という後半は國學院栃木が特長を発揮し、会場を沸かせた。

 チームを勢いづけたのは、主将のファインゴールだった。後半8分、左SB池葉颯大(2年)からのパスを受けた高橋遙は、「前向いた瞬間、『ここは行くところかな』って自分で判断して『勝負してやろう』と思った」と左中間からドリブル突破。飛び込んできたDFを1人、2人とかわして右足を振り抜く。これがゴール左に決まり、1点差となった。

 シャドーからポジションを一つ下げた高橋遙や斎藤、関、突破力に優れた右SB川原來愛(1年)がボールに触れる回数を増やして前進。コンビネーションでの崩し、クロスへ持ち込んだ。高橋力がDFと入れ替わってシュートを撃ち込んだのをはじめ、同点のチャンスを創出。だが、ゴール前で粘り強い矢板中央DF陣にボールをかき出されるなど1点が遠かった。

 後半アディショナルタイムの失点によって1-3で敗戦。高橋遙は「僕たちはメンバーがガラリと代わりましたし、全然力もないんですけれど、今の3年生がいいものを残していってくれたんで、そこにプラスアルファして、より良いものにして、これから選手権、インターハイ狙って必ず全国行きたいです」と力を込めた。

 栃木県は縦に速いサッカースタイルのチームが多いと言われる中、ドリブルを交えてゆっくりとボールを動かし、崩す戦い方にこだわってきた。年々積み上げてきたチームは、選手権予選に続いて新人戦でも県決勝進出。また、高橋遙は「サッカー面はもちろんなんですけど、学校生活の部分とか、人として社会に出た時とかに活躍できるような人間作りとかもうるさく言ってくれて、色々な指導をしてくれるんで、サッカー面以外にも、その人間としての指導が物凄くありがたい」と恩師・中田監督の存在に感謝する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください