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「今度はオレが国立で結果を残す!」。日本高校選抜FW網代陽勇(尚志)はJ1昇格プレーオフで躍動した“憧れの先輩”と同じピッチでゴールを奪う

ゲキサカ / 2024年2月16日 12時25分

国立競技場での躍動を期す日本高校選抜FW網代陽勇(尚志高3年)

[2.15 練習試合 日本高校選抜 1-2 桐蔭横浜大]

 憧れの先輩が躍動した、国立競技場のピッチが待っているのだ。気分が高揚しないはずがない。3年間をともにした最高のチームメイトと一緒にその舞台に立つことは叶わなかったけれど、みんなの分まで絶対に活躍してやる。

「自分は国立のピッチに立つのも初めてですし、もともと染野選手に憧れて尚志に入ってきているので、そういう憧れてきた先輩が結果を残した大舞台で、自分も結果を残せるような強い選手になっていきたいなと思っています」。

 日本高校選抜の10番を任された、しなやかなストライカー。FW網代陽勇(尚志高3年)は注目を集める「NEXT GENERATION MATCH」(2月17日)のステージで、その力を多くの観衆に証明すべく、自分自身にフォーカスを当てている。


「もっと結果を残さないとこのチームにはいられないと思うので、もっとゴールを獲りたいですね」。紡いだ言葉に力がこもる。日本高校選抜は15日に桐蔭横浜大とのトレーニングマッチを実施。大学生相手にも網代は「一歩が出るところというか、迷わずヘディングのところでも突っ込んだりして、マイボールにできるところは自分のストロングでもあると思います」と自身も語る強みを発揮して、何度も相手ゴールへ迫る。

 そのスピードとシュートセンスが融合した決定機もあった。裏へと送られたボールに素早く反応して抜け出すと、トップスピードに乗っていたにもかかわらず、飛び出してきたGKを冷静に見極めながら、ゴールまで30メートル近くはある距離から完璧なループシュートを繰り出す。

 ところが、ゆっくりとゴールへ向かった軌道は、ポストに弾かれてしまう。「入ったと思ったんですけど、ポストに当たってしまって……。悔しいですね」。他にもチャンスはあったが、ボールを呼び込んでエリア内から放ったシュートはヒットしきれず、一瞬の加速でGKを外したプレーもフィニッシュには繋がらない。

「こういう選抜は凄くみんな強度が高くて、楽しいですけど、昨日も今日も自分は点が獲れていないので、そういう結果のところはもっとやっていかないといけないと思います」。今回の活動でもFW小田晄平(昌平高3年)やFW高岡伶颯(日章学園高2年)がゴールを挙げているだけに、結果への渇望感はより高まっているようだ。


 昨シーズンの尚志はプレミアリーグEASTでも2位と大躍進。迎えた高校選手権では彼らを優勝候補に挙げる声も多かったが、2回戦で連覇を狙う岡山学芸館高に逆転負けを喫し、無念の初戦敗退。望んだような結末は訪れなかった。

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