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[新人戦]神村学園が雨中の戦いに順応。球際で勝り、技術力も発揮して3-0で決勝進出:九州

ゲキサカ / 2024年2月20日 7時19分

神村学園高は強度の高さも勝因に。中盤で出場したDF鈴木悠仁主将(右)が球際で激しいチェック

[2.19九州高校新人大会準決勝 佐賀東高 0-3 神村学園高 鹿児島県立サッカー・ラグビー場A]

 KYFA男子第45回九州高等学校(U-17)サッカー大会(鹿児島)準決勝が19日午後に行われ、神村学園高(鹿児島1)が佐賀東高(佐賀1)に3-0で快勝。神村学園は20日の決勝で大津高(熊本1)と戦う。

 ともにボールを保持しながら主導権を握る戦いが特長。だが、この日は大雨と強風によって、普段とは異なる戦い方を強いられることになった。立ち上がりは佐賀東がプッシュ。FW石川僚祐(1年)の右足シュートがゴールを脅かし、10番FW大島弘賀(2年)が抜け目のない動きで相手DFを嫌がらせていた。

 神村学園は、前日までの日本高校選抜活動後に合流したゲーム主将FW名和田我空(2年)が雨中で明らかに他と異なる動き。前線でタメを作り、相手の守りのギャップを見逃さずにゴールを意識したパスを通していた。

 佐賀東はMF新藤七瀬(2年)の突破やMF甲斐巧海(2年)のミドルシュートなど積極的な戦い。神村学園は雨の中、やや繋ごうとし過ぎたことで苦戦していたものの、DF中野陽斗(1年)とDF黒木涼我(2年)の両CBや左SB井村知也(2年)が球際の攻防で上回るシーンが多く、相手に流れを渡さなかった。

 後半、有村圭一郎監督から「PAに侵入されるのが自分たちは嫌だっていうサッカーだったら、 PAに侵入していく方向でサッカーしていく方向がいいんじゃない?」というアドバイスを受けた神村学園は戦い方を整理。浮き球のパスを有効活用して高い位置までボールを運び、ラストパス、シュートへ持ち込む。

 佐賀東は背後を狙われ続ける中、CB後藤光輝(2年)がリスクを負わず、確実なクリアで攻撃を断ち切る。また、相手のU-17日本高校選抜候補FW大成健人(2年)をCB甲斐桜助(2年)とU-17日本高校選抜候補左SB江頭瀬南(2年)が2人がかりで止めるなど食い下がる。

 だが、神村学園は連続攻撃で圧力を掛けると、エースFW名和田がスコアを動かした。後半11分、左サイドのMF松下永遠(2年)のパスが、水たまりで勢いを落としながらも中央の名和田へ届く。名和田は非常に判断速く縦へ持ち込むと、対応したDFよりもわずかに前へ出て、左足を振り抜いた。この一撃がゴールを破り、先制点。佐賀東も石川が相手のわずかな隙を突いて左足シュートへ持ち込んだが、神村学園GK江田優大(1年)が同点ゴールを阻止する。

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