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[新人戦]神村学園がプレミア勢対決を制し、12年ぶりの九州制覇。FW名和田我空「3冠に向けて、まずはプレミアまでにレベルアップしたい」

ゲキサカ / 2024年2月21日 14時33分

神村学園高が12年ぶりの九州高校新人大会優勝

[2.20九州高校新人大会決勝 神村学園高 1-0 大津高 白波スタ]

 神村学園が12年ぶりの九州新人制覇! KYFA男子第45回九州高等学校(U-17)サッカー大会決勝が20日、鹿児島県鹿児島市の白波スタジアムで行われた。ともにプレミアリーグWESTに所属する神村学園高(鹿児島2)と大津高(熊本1)が激突。神村学園がU-17日本高校選抜候補MF大成健人(2年)の決勝点によって1-0で勝ち、12年ぶり3回目の優勝を飾った。

 前半は大津が優勢に試合を進めた。前からの連動した守りで神村学園のビルドアップを網にかける。なかなか突破できない神村学園に対し、大津は10分、中盤を追い越して攻め上がった左SB大神優斗(2年)が鋭いクロス。14分には右SH舛井悠悟(2年)の仕掛けからFW山下景司(2年)が右足シュートを撃ち込んだ。

 また、中盤でタメを作るU-17日本高校選抜候補の10番MF嶋本悠大(2年)やMF畑拓海(2年)が効果的な配球。MF兼松将(2年)が空中戦で強さを発揮していたほか、U-17日本高校選抜候補CB五嶋夏生主将(2年)が球際で強さを見せる。加えて、今大会の活躍が光ったCB村上慶(1年)の守備範囲の広さや強度の高い守りも印象的だった。

 一方の神村学園はGK江田優大(1年)が積極的に前へ飛び出してクロスを弾き返していたほか、出力の高い動きに加えて声を発し続けるCB中野陽斗(1年)、今大会で台頭した182cmCB黒木涼我(2年)を中心とした4バックが粘り強く相手の攻撃を封じる。

 攻撃回数は少なかったものの、U-17日本代表のゲーム主将FW名和田我空(2年)がボールを収め、CB漆島幹大(2年)がワンツーから一気に前進するシーンも。そして、前半31分に1チャンスをゴールに結びつけた。

 右ハイサイドへのボールを追ったU-17日本高校選抜候補FW日高元(1年)が、DFと入れ替わって一気にゴールライン際まで切れ込む。マイナスのパスを受けた名和田はシュートモーションから判断を変えてマイナスのクロス。これを大成が下がりながらのヘッドでゴールへ突き刺した。

 名和田は日本高校選抜合宿後の19日から大会に参加。前日の2ゴールに続き、見事な判断、技術力で先制ゴールをアシストした。「ボールが来る前に周り見た時に、(味方が)後ろからも入ってきてたので。それは感覚的に見えてたので、周りを見てアシストできたなって思います」と微笑んだ。神村学園は柔らかい動きでボールキープするMF松下永遠(2年)や縦へボールを運ぶ左SB井村知也(2年)も攻撃のポイントに追加点を狙う。

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