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[新人戦]左足駆使した配球力とスピードも武器。佐賀東のU-17高校選抜候補左SB江頭瀬南が九州大会でも存在感

ゲキサカ / 2024年2月22日 16時13分

 その江頭は課題として守備面を挙げる。「上の空中戦とか。SBはそこもやり合えるようにならないとダメ。もっと(田中)佑磨みたいに相手が良い状況で持ってても一人で止め切ったり、1対2にされても絶対対応できるみたいな、そういうところがもっと個人で成長できれば、チームが楽になるかなと思っています」。上を目指すために守備面の強化や左足の質をより高めることにも取り組んでいく。

 江頭はサガン鳥栖U-15時代、主にWBを務め、先発メンバーの一人として日本クラブユース選手権(U-15)大会準優勝、全日本ユース(U-15)選手権優勝を経験。佐賀東では1年時から全国舞台を経験し、今冬の選手権は主軸の一人として初のベスト8進出を経験した。そして、U-17日本高校選抜候補入りしたDFは今後、さらに名を広める可能性がある。

 佐賀東の新チームは、左SB江頭、右SB田中佑、CB後藤光輝(2年)、CB甲斐桜助(2年)と選手権8強の4バックをそのまま残す。江頭は「去年から一緒なんで、そこはもっとやっていきたい。攻撃でも、俺と佑磨がもっと関与できて、あとセットプレーでも後ろだけで決めれるぐらい質を高めていきたい。全国1位の4バックにしたいです」。彼らと競争しながら個の力もより伸ばすつもりでいる。

 憧れの選手に挙げるのは、マンチェスター・シティの右SBカイル・ウォーカーやバルセロナで活躍した左SBジョルディ・アルバ(現インテル・マイアミ)だ。「毎回、ボランチの位置からもポケットに入るボールだったり、クロスとか、そのまま自分でゴール行けるんで。守備やったらカイル・ウォーカーは1対1がほんと強いんで、一人で完結できるようなスピードを持っている。だから、自分もそれに近づけたら」。今後も良いプレーを続けてチームの勝利に貢献し、自身をアピール。そして、プリンスリーグ九州1部昇格や各トーナメント戦での優勝を果たし、佐賀東の4バックを「全国1位の4バック」にする。

(取材・文 吉田太郎)

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