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近畿大会準決勝、決勝で計11発。東山は対戦相手をより圧倒し、目標を達成するチームへ

ゲキサカ / 2024年2月24日 22時56分

決勝で6発快勝。東山高が近畿王者に

[2.20近畿高校選手権決勝 東山高 6-1 近大新宮高 紀三井寺公園陸上競技場]

 東山が近畿制覇! 第76回近畿高等学校サッカー選手権大会決勝が23日に和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で行われ、東山高(京都1)が夏開催されていた21年度以来2度目の優勝を果たした。初優勝を狙う近大新宮高(和歌山3)と対戦した東山は、FW山下ハル(2年)の3得点など6-1で勝利。5-1の準決勝(対草津東高)に続く快勝で、参加16校の頂点に立った。

 東山が元気、試合内容でも対戦相手を凌駕。4月の本格シーズン開幕へ向けて弾みをつけた。試合開始からわずか40秒ほどで先制点。左サイドから崩しにかかると、ゴール前のこぼれ球を山下が右足で蹴り込んだ。山下が「もう試合前から、入りから圧倒してっていうのをチームで言ってたんで、しっかりそれが実行できたので良かったです」という会心の得点だった。

 一方、出場2度目の近大新宮は、約2時間前に県内トーナメント戦で一度も勝ったことのないという初芝橋本高(和歌山2)を破って決勝進出。その決勝も立ち上がりの10分、15分間を凌ぎたいところだったが、塩崎統夫監督は「やっぱり心の中に、まだ足りないものがあったんかなと思います」と残念がる。

 心の隙、また緊張もあり、相手の強度、スピード感の呑まれる形となった立ち上がり。だが、技術力、判断力の強化に取り組んできたチームはサポートの距離間を縮め、1タッチを交えたパス交換で局面を打開するなど攻め返して見せる。そして、15分には相手のビルドアップのミスを突いたMF西世愛(2年)が決定的な右足シュート。また、CB和田尽主将(2年)やCB垣内伊織(2年)を中心とした守備陣がよく踏ん張っていた。

 だが、東山は縦に速い攻撃に加え、センスの高い動きを見せるMF野田凰心(1年)とキック精度の高いMF雪本迅之助(1年)の配球などからサイド攻撃。24分、左SB沖村大也(2年)と左SH井上慧(2年)のコンビで左サイドを切り崩すと、マイナスのラストパスをニアのFW小西凌介(2年)が1タッチで合わせて追加点を挙げた。

 東山は左に加え、精力的な動きを見せるSH辻綸太郎主将(2年)とSB坪内瑛久(2年)の右サイドからもゴール前のシーンを作り出す。そして、35分、左サイドでボールを持った山下がカットインから右足シュート。鮮やかなコントールショットを決め、3-0で前半を終えた。

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