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[デンチャレ]U-22代表も擁した関東選抜Aの強度を体感。日本高校選抜は善戦も0-1で惜敗

ゲキサカ / 2024年2月28日 22時17分

 12分には、布施と宮下に代えてCB小泉佳絃(青森山田高3年→明治大)とFW高岡伶颯(日章学園高2年)を投入。池戸を左SBへ移した。クレバーな守備も見せていた右SB野田が、攻撃面でも落ち着いてボールを運び、連動した崩しにもチャレンジ。だが、「年下とはいえ、自分がするべきことは全部出して、勝ちにこだわろうっていうのは考えていました」という関東選抜AのCB根本に高岡のスピードを消されたほか、高打点のヘッドで跳ね返されるなどなかなか反撃の糸口を見いだせない。

 関東選抜Aも根本の持ち上がりから中村が一気に仕掛けてクロスへ持ち込む。1点差のまま食い下がる日本高校選抜は23分、長、杉本、小田をMF塩川桜道(流通経済大柏高3年→流通経済大)、MF芝田玲(青森山田高3年→明治大)、MF松田悠世(桐光学園高3年→法政大)へ3枚替え。小泉の守備範囲の広さや山本の対人の強さに支えられ、反撃を加速させる。

 塩川を前線へ上げたチームはそのキープ力や高さを活かした攻撃。縦に速い展開となる中で迎えた34分、松田が芝田とのワンツーからスルーパスを通し、高岡が右サイドを突いた。だが、CB根本に対応され、37分には高精度の左足キックを見せていた太田の右CKに小泉と池戸が飛び込んだものの、ゴールライン上で相手DFにクリアされた。

 塩川は「(関東選抜Aは)強いです。やっぱり一人ひとり個がまず違くて、強度とかが容赦ないなっていう感じがして、自分もガツガツ行ったんですけど、当たり合いが当たり前みたいな、その強度っていうのは半端なかったです」と振り返る。スコアこそ僅差となったが、差を感じる部分も多かったようだ。日本高校選抜の高校3年生は全て大学進学。塩川は「自分も関東A、大学入って入れたらいい」。強さを実感した関東選抜Aに入ることを、大学進学後の目標に掲げていた。

 日本高校選抜はそのプロ予備軍の相手に健闘した。ベンチも熱量を持って一緒に戦い、1点差のまま後半アディショナルタイムへ突入。日本高校選抜は45+5分、中央の太田が低い弾道のボールで右サイドへ展開する。これを受けた松田がカットインから左足シュート。ゴール左上を捉えたが、GKヒル袈依廉(早稲田大3年=鹿児島城西高)が素晴らしいセービングで止め、関東選抜Aが1-0で勝利した。

 関東選抜Aは今大会初勝利。一方の日本高校選抜は1分1敗となった。布施は「あと2試合、絶対負けられないと思うんで、 全員で一丸となって、あと2試合、2連勝できるようにしたいと思っています」。日本高校選抜は29日のグループ最終節で2戦2勝のプレーオフ選抜と戦う。

(取材・文 吉田太郎)

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