[MOM943]桐蔭横浜大DF武田拓磨(4年)_Jクラブ相手に逆転弾!いわきで出場続ける五十嵐の代役からチャンス掴む
ゲキサカ / 2024年4月21日 19時53分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.21 神奈川県サッカー選手権準決勝 桐蔭横浜大3-1YS横浜 レモンS]
桐蔭学園高出身コンビの連続弾で見事に試合をひっくり返した。前半を1点ビハインドで折り返した桐蔭横浜大だったが、後半5分にFKのこぼれ球をDF飯島大地(2年=桐蔭学園高)が押し込んで同点。さらに同10分にはMF遠藤貴成(4年=東福岡高)の右クロスからDF武田拓磨(4年=桐蔭学園高)が頭で決めて逆転に成功した。
左SBで先発した武田と対面のSBには、お顔なじみの選手もいた。Y.S.C.C.横浜の右SBで出場していたDF大竹悠聖は、大学の2学年先輩。仲もよかったという先輩の一人で、試合前には握手をして健闘を誓いあっていた。武田は「だいぶ警戒されていた」と振り返るが、「その中で点を取れたのは大きい」と頷いてみせた。
大学に入って公式戦でゴールを決めたのは初めてだという。昨年まで関東1部リーグを戦うセカンドチームの桐蔭横浜大FCに登録されていた武田だが、そこでもなかなか出場機会を掴むことができていなかった。
しかし最終学年のシーズンを迎える前に大きなチャンスが訪れた。同学年のDF五十嵐聖己(4年=尚志高)が25シーズンのいわきFC入りを内定。今季の特別指定選手登録がされると、第4節の熊本戦から8試合連続でフル出場を果たすなど、完全にレギュラーを獲得した。
そこで“五十嵐が抜けた穴”を埋めるべく抜擢されたのが、武田だった。今季の大学リーグ開幕戦でトップチーム初出場を果たすなど、その後も左SBの一番手として定着。そして“初ゴール”まで決めてみせた。「まさか点取れるとは思っていなかった」という武田も、「取れる匂いがしたというか、取れるところに行けると思ったらボールが来たという感じです」と充実の表情を浮かべた。
2年前の天皇杯で本大会に出場した桐蔭横浜大は、2回戦でJ1の北海道コンサドーレ札幌と対戦。延長戦の末に3-4で敗れたが、当時無名だったFW白輪地敬大(現いわきFC)が2ゴールを記録し、一躍Jクラブが注目する選手になった。
武田にとっては白輪地が高校の先輩にもあたることからも、運命を変えるにはこれ以上ない大会であることは分かっている。「自分も続きたい」と意識を十分にすると、「出来るだけ上の舞台でサッカーを続けたい思いはある。Jリーガーになれればいいなと思っています」。決勝のSC相模原戦も名前を売る舞台にしてみせる。
(取材・文 児玉幸洋)
●第104回天皇杯特集●第98回関東大学リーグ特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
磐田、アカデミー育ちの桐蔭横浜大GK西澤翼が来季加入内定「サッカーを通して恩返しができるよう全力を」
ゲキサカ / 2024年4月23日 18時24分
-
YS横浜は桐蔭横浜大に“力負け”…「負けたくなかった」先発したOB2選手も悔しさ噛み締める
ゲキサカ / 2024年4月22日 22時6分
-
「チームのために」「自分がやらなきゃ」桐蔭横浜大FW渡邊啓吾は強い決意とともにゴール量産体制へ
ゲキサカ / 2024年4月22日 18時8分
-
桐蔭横浜大がJ3・YS横浜に堂々逆転勝利、天皇杯県予選決勝へ!! 新潟内定MF笠井佳祐が語る「焦らず戦えた」理由
ゲキサカ / 2024年4月21日 23時3分
-
立教大新入部員にリーグ開幕戦出場のFW吉田、MF飯村、FW高山、DF田中ら
ゲキサカ / 2024年4月9日 19時14分
ランキング
-
1世界屈指の問題児ボクサーに…薬物違反でも笑うガルシアに非難殺到「相手に重傷を負わせたかも」
THE ANSWER / 2024年5月3日 8時13分
-
2真美子夫人の指輪を拡大すると「好感度高い」 大谷翔平との違いに目を凝らすXユーザー続出
THE ANSWER / 2024年5月3日 15時3分
-
3佐藤輝明のバッティングに掛布雅之氏が喝 「気持ちが前に出ない三振を繰り返すなら…」
Sirabee / 2024年5月2日 18時0分
-
4ド軍にまた日系企業…木下グループと複数年契約 4月から7社目、止まらぬ大谷効果
Full-Count / 2024年5月3日 7時15分
-
5新体操、日本は5大会連続の五輪出場ならず わずか1・2点差で涙 ラストチャンスに懸けるも切符逃す
スポーツ報知 / 2024年5月2日 20時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください