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[デンチャレ]日本高校選抜はMF芝田のPKで初得点も、初勝利ならず…後半の3失点でプレーオフ選抜に逆転負け

ゲキサカ / 2024年3月1日 14時37分

 だが、相手の強引な中央突破やセットプレーに身体を張って対抗。ミドルシュートを打たれただけで、決定打を打たせない。迎えた36分、日本高校選抜はGK平塚が右足ダイレクトでロングフィード。プレーオフ選抜DFが頭で自陣PAへ繋ぐが、先に日本高校選抜FW網代がボールに到達し、相手GKと交錯する。主審は当初PKの判定を下していなかったが、網代の治療中に副審とこのプレーについて確認。そして、ペナルティマークを指さした。試合は約6分間の中断後に再開。キッカーの芝田が右足で中央に決め、日本高校選抜が先制した。

 プレーオフ選抜は前半のうちに2選手を交代。さらにハーフタイムに2選手を入れ替えた。日本高校選抜もハーフタイムに市川と網代を左WB布施克真(日大藤沢高2年)とMF名和田我空(神村学園高2年)へ交代。後半3分には右サイドの神田がペナルティーアークの高岡へ浮き球パスを通す。高岡は大柄な大学生に潰されそうになりながらも驚異的なキープからラストパス。走り込んだ野田がGKと1対1になったものの、右足シュートは左外へ外れた。

 高校選抜は高岡の抜群のスピードを活用。7分には名和田のループパスから高岡がシュートへ持ち込もうとする。だが、加藤が「前半がほんとチームとして上手くいってなくて。ハーフタイムに細かいとこっていうよりは、球際であったり、あと気持ちをもっと出してっていう話がありました」と説明したように、プレーオフ選抜は後半、攻守の迫力が向上。高校選抜は布施が強度、守備対応の上手さを発揮し、名和田が個人技でゴールライン際を突破しかけるシーンもあった。だが、全体的に距離感が遠く、高岡へのロングボール中心の攻撃になってしまう。

 19分、プレーオフ選抜が同点に追いつく。MF村田迅(北陸大3年=前橋育英高)の素晴らしいインターセプトとキープで左FKを獲得。DF磯谷駿(福岡大3年=九州国際大付高)が左足で蹴り込み、右の橋本が競り勝つ。最後は右中間でこぼれ球を拾った加藤が左足で豪快に決めて1-1とした。

 高校選抜にとって、脳震盪の可能性があった網代の交代によって前線の起点が失われたことも響いた。芝田は「競り合いの優位性というか、そこで勝てれば優位に立てるっていうのは高校時代は感じてましたけど、逆に今日は相手のCB、(青森)山田出身の秋元選手だったりっていうところに競り負けてしまっていた。競り合い一つはやっぱり凄く試合を変えるなっていうのは今日思いながら試合しました」と振り返る。DF秋元琉星(新潟医療福祉大3年=青森山田高)を中心としたプレーオフ選抜DF陣の強さに苦しみ、後半7分の高岡のシュート後は、1本もそれを放つことができなかった。

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