大津が近江に3-2で撃ち勝つ。台頭中のMF畑拓海が強豪対決でも絶妙なパスとポジショニング
ゲキサカ / 2024年3月13日 22時59分
[3.13 サニックス杯予選リーグ 近江高 2-3 大津高グローバルアリーナ]
台頭中のボランチが強豪対決で躍動した。サニックス杯国際ユースサッカー大会2024(福岡)が13日に開幕し、選手権準優勝の近江高(滋賀)とプレミアリーグ勢の大津高(熊本)が対戦。大津が3-2で競り勝った。
大津は2月の九州高校新人大会で準優勝。近江の前田高孝監督も「しっかり止めるし、上手いですよね」と評したように、昨年から先発半数を残す大津はミスが少なく、MF畑拓海(2年)とMF兼松将(2年)のダブルボランチやU-17日本高校選抜MF嶋本悠大(2年)を経由する形でボールを前進させる。そして、畑とのワンツーでMF舛井悠悟(2年)が右サイドを抜け出したほか、ショートカウンターなどからゴールに迫った。
対する近江は、FW山本諒(2年)やMF廣瀬脩斗(2年)が欠場して1年生8人が先発したものの健闘。強度の部分で食い下がり、MF中江大我(1年)を中心に狭い局面を打開する上手さも光った。だが、大津は攻撃から守備への切り替えの速さや細かな精度、高さで差を生み出していく。
中でも目立っていたのが、167cm、64kgのボランチ・畑だ。九州新人大会後に数人のチームメイトとともにJ1クラブへの練習参加を経験。「やっぱりプロの強度っていうのを体感して、それが試合中の落ち着きだったり、余裕っていうのに現れてるかなと思います。判断のところとオフの準備のところっていうのは、凄く良いお手本を見ることができたなと思っています」。ピッチを俯瞰しているかのようなポジショニングと、オープンスペースへの効果的なパス。“今までの大津にはいないタイプ”と評されるMFは積極的に前へ出る兼松をサポートしながら、武器でもあるスピード、運動量を攻守で発揮してチームに流れをもたらしていた。
その大津は前半25分、嶋本の右CKから兼松がゴール右隅へ先制ヘッドを決めた。ミスから迎えたピンチをGK坊野雄大(2年)のビッグセーブで凌いだ大津は31分、左SB大神優斗(2年)からパスを受けた兼松がスルーパス。これで嶋本が抜け出し、2-0と突き放した。
近江も後半2分、攻守に推進力のある動きを見せていたMF松山大納(1年)がPKを獲得。これを自ら決めて1点差とする。だが、両SBがPAに顔を出すなど押し込む大津は、7分に大神の左クロスのこぼれをFW山下景司(2年)が頭で決めた。
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