1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[J-VILLAGE CUP U-18] 川崎F U-18が2連覇!前橋育英に一時逆転許すも、再び粘り強さ発揮して追いつき、PK戦で勝利

ゲキサカ / 2024年3月19日 12時17分

 試合は即PK戦に突入。後攻・川崎Fは2人目がポストを叩いたが、相手の4人目をGK松澤がストップする。互い譲らず、6人目を終えて5-5。ここで審判団はPKマーク付近の芝の状況を考慮し、PK戦のサイド変更を決断する。逆サイドのゴールへ移って再開された7人目、先攻・前橋育英のシュートがポストをヒット。直後に川崎Fの恩田が決め、連覇を達成した。

 川崎Fの柴田は「ああいうところを許してはいけない集団にしたいと個人的に思ってるので、2失点っていうのは良くなかったかなと思います」とセットプレーでの失点、連続失点を指摘。一方で追いついて、PK戦で勝利したことを評価する。「やっぱり、今年はあそこで粘り強く追いつく力だったりっていうのがあるチームだと思ってるので、恩田が取ってくれて、感謝したいなと思います。(自主練でPKを蹴る選手が多いが)みんな本気で蹴ってるので、(優勝を懸けた状況でも)冷静に蹴れたかなって思います」と微笑んだ。

 長橋監督は失点後など苦しい時に相手を見ながらどのようなプレーをするのか考えることや、ギア上げて推進力を発揮したことを収穫に挙げる。J-VILLAGE CUP U-18で成長すること、連覇することを目指してきた選手たちは素直に大喜び。長橋監督も優勝を評価した上で「この先にどれだけ、この優勝っていうものを繋げていけるかいうところが一番大事なので、その辺のところをまた帰ってやっていきたいと思います」と引き締めていた。“フロンターレのサッカー”を絶対に忘れないこと、昨年のプレミアリーグ3位という悔しい結果を繰り返さないことを繰り返し伝えられてきた選手たちは、今回出た課題を整理して新シーズンへ向かう。

 柴田は「プレミア優勝、ファイナル優勝で、クラブユース優勝っていうタイトルを僕たちは本気で思っています。それに向けて努力できる集団だと思ってますし、本気で思うことが大事だと思うんで。クラブユースで言えば3年連続ベスト16で敗れてますし、そこには何か足りないものがあると思います。自分としても3回目のクラブユースの挑戦でタイトル取りたいですし、(リーグ戦も)シーズン通して戦っていく中で良い時も悪い時もあると思うんですけど、やっぱ粘り強く戦って勝ち点を0なのか、1になるのか、3になるのかっていうのは大きな差になると思うんで、少しでも3を積み上げられるような戦い方をして、最後優勝できれば良い」と力を込めた。

 新シーズン開幕前にプレミアリーグ勢10チームなど高校年代の強豪19チームと、U-17日本高校選抜が、震災からの復興を目指す福島県、Jヴィレッジに集結して4日間、A戦とB戦で切磋琢磨。各選手、チームはライバルたちから刺激を受けながら成長と結果を目指してきた。王者・川崎Fは個々の力をさらに伸ばし、チームとしても24年シーズンの主役となる。

(取材・文 吉田太郎)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください