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北朝鮮に大苦戦の森保J、田中碧の先制弾死守しW杯2次予選突破に王手

ゲキサカ / 2024年3月21日 21時20分

MF田中碧(デュッセルドルフ)が先制ゴール

[3.21 W杯2次予選 日本 1-0 北朝鮮 国立]

 日本代表は21日、北中米ワールドカップアジア2次予選第3戦で北朝鮮と対戦し、1-0で勝利した。前半2分にMF田中碧(デュッセルドルフ)のゴールで先制した日本だったが、前半を1点のみで終えると、後半は相手のロングボール攻勢に大苦戦。それでもなんとか勝ち切り、3連勝で2次予選突破に王手をかけた。

 ベスト8敗退に終わったアジア杯後最初の国際Aマッチ。日本は4-2-3-1のシステムを採用し、GKにはアジア杯全試合出場の鈴木彩艶を起用した。4バックは左からDF伊藤洋輝、DF町田浩樹、DF板倉滉、DF菅原由勢。ダブルボランチはMF守田英正と田中が組み、2列目は左からFW前田大然、MF南野拓実、MF堂安律、1トップはFW上田綺世が務めた。[スタメン&布陣]

 試合は前半2分、早々に動いた。日本は左サイドで前田が猛烈なプレッシングを仕掛け、ボールを奪い切ると、田中のクロス攻撃から堂安が頭で折り返す。これは相手にカバーされたが、二次攻撃から再び堂安が右を突破し、折り返しのパスを送ると、田中が走り込んで反応。右足でゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 田中は元日の国際親善試合タイ戦に続く出場2試合連続ゴールでA代表通算8ゴール目。通算23試合目のボランチとしては驚異的な得点力を示している。日本は前半7分、敵陣でのボールロストからカウンター攻撃を受けるも、クロスはニアの町田がブロック。その後も奪われ方が悪い場面こそあったが、守備陣が冷静に対処し続けた。

 日本は前半11分、菅原と堂安で右サイドを攻略すると、守田の左足シュートがゴール左をかすめる。同13分には、前田の浮き球パスから堂安のボレーシュートが相手GKを強襲。同18分には菅原の右CKに町田がヘディングで惜しいシュートを放つなど、立て続けにチャンスを作った。

 前半29分にはペナルティエリア内でボールを受けた堂安のシュートが相手GKに止められると、パントキックから北朝鮮のカウンターを受ける。1対1で町田が振り切られかけたが、相手の連係ミスに助けられ、なんとかリカバリー。その後は再び攻めに転じ、同43分には南野のボール奪取からカウンターを仕掛け、スルーパスに反応した堂安が1対1の絶好機を迎えたが、GKのスーパーセーブに阻まれた。

 そのまま1-0で後半へ。すると開始2分、日本は大ピンチを迎える。GKのロングキックに対し、町田が競り合えずに後ろにそらすと、板倉も空中戦で競り負け、FWハン・グァンソンがボレーシュート。これは鈴木がかすかに触ってクロスバーに当てたが、跳ね返りをMFペク・チョンソンに沈められた。だが、ここで主審はホイッスル。ゴール直前に伊藤が倒された場面でファウルを取り、命拾いとなった。

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