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U-23日本代表での悔しい思いも…川崎颯太は京都での奮闘誓う「代表にもサンガにも、自分にもつながる」

ゲキサカ / 2024年3月30日 6時21分

MF川崎颯太

[3.29 J1第5節 東京V 2-2 京都 味スタ]

 悔しさを噛み締めながら、自身の糧にしようとしている。京都サンガF.C.のU-23日本代表MF川崎颯太は代表活動を終えて中3日でリーグ戦に臨んだ。代表戦では失点に絡むプレーを見せて「悔しい思いもした」と振り返る。「あのまま引きずっていたら成長にはならない。あの試合があったからこそとしなくてはいけない」と前を向いていた。

 今季2勝目を狙い、東京ヴェルディと相まみえた。京都は前半から2得点を奪ったが、後半に反撃を食らった。後半35分にPKで1点を返されると、後半アディショナルタイムの失点で同点に追いつかれた。フル出場の川崎は「やっぱりリードしたときの最後の締め方だと思う」と反省。「あそこで自分たちが崩れないで、相手に圧力をかけていく。ただ引いて守るだけじゃなくて刺しに行く。もう一個、自分たちの声で距離感をつかむ必要はあった」と課題を見出した。

 パリオリンピック世代として、今週までU-23日本代表の活動に参加していた。22日のU-23マリ戦では失点に絡んでしまい、25日のU-23ウクライナ戦では出場なし。「京都と代表のサッカーが違う中で、自分が少し悩みながらとか考えながらプレーしてしまい、いいエネルギーを代表で出せなかった」。不完全燃焼も、ベクトルは再び自クラブに向けた。「ここで見せないと次はない。ここでやっていくことが代表にもサンガにも、自分にもつながる」と力を込めた。

「もっとチームで存在感を出せるようにならなきゃいけない」。U-23日本代表は再来週からパリ五輪アジア最終予選への活動がスタート。川崎はメンバー入りを懸け、残り時間でアピールを目指す。「苦しいときにもっと声を出すという点ではまだまだ足りない。(攻撃面では)苦しいなかでもうひとつチームにパワーを与えられるようなプレーを何回かできたら、また変わったかなと」。京都を勝たせる力を身に付け、再び日の丸を背負うつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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