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[船橋招待]背番号9とチームの未来を託されたレフティモンスター。仙台ユースFW齋藤俊輔は纏ったベガルタゴールドをより輝かせる躍動を期す!

ゲキサカ / 2024年4月1日 19時27分



 2年生だった昨シーズンは、少しずつ自信を纏っていく時間だったという。「1年生の時はちょくちょく試合にも出させてもらっていたんですけど、2年生の新チームの時は全然試合に出ていなくて、スタートは一番下ぐらいのイメージでした。でも、夏のクラブユース前ぐらいから使ってもらえるようになって、そこからはプリンスでも8点獲れたので、だんだん調子が上がっていったかなと思います」。

 好調に転じたきっかけは、先輩たちから寄せられた小さくない期待だ。「1年生から試合に出させてもらっていたことで、先輩も自分に期待してくれていましたし、そういう声掛けが自分に響いて、『もう後のことは考えないで、前だけを見て、今をしっかりやらないといけないんだな』って。そこは自分次第なので、『変わらなきゃいけないな』と思いました」。周囲が信頼してくれていることを感じたからこそ、意識の変化を自身に課し、結果を手繰り寄せたのだ。

 それだけにみんなで掴んだプレミアリーグプレーオフには、苦い思い出が残っている。「自分はインフルエンザに罹ってしまって、広島に行くこともできなくて、映像で見ていました。みんなで1年間そこを目標にやってきたので、その時はもうメチャメチャ悔しかったです」(齋藤)。

 複数の主力を欠いたチームは、初戦こそ清水エスパルスユース(静岡)に快勝を収めたが、昇格を懸けた鹿島アントラーズユース(茨城)との決戦に0-7で完敗。届かなかったあと1つの勝利を、今年こそは。2024年の仙台ユースが携えているモチベーションがこの上なく高いことは、あえて言うまでもないだろう。


 中学時代の齋藤は埼玉の強豪として知られる1FC川越水上公園でプレー。チームの1つ上の先輩に当たる、昨年の仙台ユースの10番を背負ったMF河野和真(新潟医療福祉大に進学予定)が進路に選んでいたことも知っていた中で、「練習参加した時にポゼッションサッカーをやっていましたし、『自分を大事にしてくれそうだな』と思って」、杜の都で勝負する決断を下す。

 1FC川越水上公園の同期には、“ライバル”だと意識している選手がいる。「矢田龍之介(清水エスパルスユース)とはちょくちょく電話もしますね。向こうは海外でプレーすることが夢だと言っていて、自分の夢はまずはプロサッカー選手になりたいということなので、そこの部分の違いが今はありますけど、いつかまた一緒にプレーできたらいいなって。もちろん負けたいとは思っていないので、同じピッチに立ちたいなと思っています」。U-17ワールドカップも経験している友人の存在も刺激に変え、成長への意欲をたぎらせている。

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