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帝京の前に立ちはだかった“矢板の壁”。攻撃力も発揮の矢板中央がプリンス関東1部開幕戦を4-2で制す

ゲキサカ / 2024年4月9日 11時7分

後半45分、矢板中央高FW古田弥祿(左)が決めて3-1

[4.7 プリンスリーグ関東1部第1節 帝京高 2-4 矢板中央高 帝京科学大学千住総合グラウンド]

“矢板の壁”が帝京の前に立ちはだかった。7日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関東1部第1節で昨年度4位の帝京高(東京)と同7位の矢板中央高(栃木)が対戦。矢板中央が4-2で逆転勝ちした。

 試合後、矢板中央の高橋健二監督は「矢板中央らしい勝利ですね。強豪相手に。今年は攻撃も重視しながらトレーニングしているんですけど。プリンスリーグは強豪チームがいて、だいぶ押し込まれる時間帯がある。逆にその時に、矢板中央らしい守備が出たかなと思います」と微笑んだ。

 試合は立ち上がり、帝京FW宮本周征(2年)がドリブルから強烈な左足シュートを放つ。矢板中央はこれをU-17日本高校選抜候補GK藤間オタビオ広希(3年)が阻止。その後もボールを保持されていたものの、緊張からかロングボールの増えていた帝京の攻撃を確実に止めていた。

 前半18分、帝京はゴール正面の左WB安藤光大(3年)が右クロスの落ち際を狙う。ダイレクトで放った右足シュートがゴールに突き刺さり、帝京が先制した。だが、矢板中央は2分後に追いつく。ロングボールをFW古田弥祿(2年)が頭でそらすと、MF平野巧(2年)が一気に持ち込んで左足シュートを決めた。

 DFに対応されながらも強気の姿勢で仕掛けてファインゴール。高橋監督が「(ボランチではなく、シャドーとして起用した理由は)やっぱりテクニックあるし、得点力あるんで。あれ(平野)と外山のツーシャドーで色んな多彩な攻撃して欲しいと思って」MF外山瑛人(3年)と2シャドーを組ませた2年生の一撃で、あっという間に追いついた。

 帝京はビルドアップからのロングボール、またショートパスとドリブルを交えた攻撃を繰り出すが、相手の守りが分厚い中央に攻撃が偏り、そこで失うシーンが増加。逆に矢板中央は3バックやMF田中晴喜(3年)が前向きにボールを奪い、勢いのある攻撃に結びつけていた。そして、敵陣深い位置まで持ち込んでセットプレーを獲得。左WB中島漣音(3年)のロングスローやCKからゴールを狙った。

 前半終盤、帝京は新10番のFW森田晃(3年)と宮本の強力2トップがシュートへ持ち込む。だが、38分の宮本の一撃は“矢板の闘将”DF佐藤快風(3年)がブロック。43分に森田が抜け出しから放ったシュートもGK藤間に阻まれてしまう。すると45+1分、矢板中央は右サイドから攻めて外山がクロス。GKが弾いたこぼれを中島が押し込んで逆転した。

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