豪快ボレー弾で首位撃破の神戸FW武藤嘉紀、ルーキー大胆起用の指揮官を絶賛「采配が素晴らしかった」
ゲキサカ / 2024年4月13日 21時54分
[4.13 J1第8節 町田 1-2 神戸 国立]
エース不在のヴィッセル神戸が首位・FC町田ゼルビアの猛反撃をかわし、2-1で勝利した。終盤に1点を返された中、勝敗を分ける追加点を決めたのはFW武藤嘉紀。後半44分、DF初瀬亮の左コーナーキックをエリア内で冷静に収めると、豪快な左足ボレーでゴール左上隅に突き刺した。
前半27分の決定機は相手GKのファインセーブに阻まれたが、2度目の絶好機を決め切った。「(ゴール前は)ミスマッチではあったので前半も決め切りたかったけど、もう一回チャンスがあると思っていた」。初瀬の左CKがDF本多勇喜のスクリーンプレーでファーサイドに流れてきた中、あえて身を引く判断が光った。
「初瀬選手のボールの軌道を見て、最初は突っ込もうと思ったけど、流れてくるんじゃないかなと思った。本多選手がうまく潰れてくれて、トラップ集中して、相手のいないところに蹴り込む。そしたらとんでもないところに突き刺さりました(笑)」。GKの到底届かないコースにズドンと決まったシュートには照れ笑いを浮かべた。
今季首位の町田に挑む国立決戦で、エースのFW大迫勇也を負傷、日本代表GK前川黛也を出場停止でそれぞれ欠いた神戸。大迫の穴はルーキーMF山内翔を本職外の左サイドハーフで起用することで、MF佐々木大樹とFW宮代大聖を前線に回して切り抜けると、ゴールマウスはベテランのGK新井章太が見事に守り切った。
武藤は攻撃陣の一角として「彼(大迫)がいる時の良さもあるし、逆に今日みたいにフレッシュな選手たちが裏を狙う良さもある。大迫選手がいなかったから勝てなかったと言われるのはチームとして嫌だとみんな思っていたと思う」と振り返り、「その中でJ1首位にいる町田相手に内容ともに打ち勝てたのは一人一人の自信につながったと思う。チームとしても良い競争が生まれた」と前向きに語った。
なかでも武藤はプロ初先発で初ゴールとなる先制点を挙げた山内を手放しに称えた。
「出られなかった翔が必死で頑張ってチャンスを掴んで、ゴールを決める。その出来事はチームにとって本当にプラスになると思う。また若手にいい刺激が入ってくるんじゃないかなと思う。(ゴールは)僕が狙ったというよりは彼のところにこぼれていった感じだけど、落ち着いて決められたのは彼の実力。出番がなくても良い練習をし続けた結果だと思う」
続けて武藤は「あとは監督の采配ですよね」と吉田孝行監督の手腕を称賛。「あそこで彼を使うのは僕も2日前くらいまでわかっていなかったけど、采配が素晴らしかった。この流れはチームにとっても非常にいいものだと思う」というスクランブル起用に加えて、町田対策として繰り出した戦法にも手応えを口にした。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
町田vs神戸 試合記録
ゲキサカ / 2024年4月18日 5時30分
-
神戸ルーキーMF山内翔が初先発初ゴールの大仕事!! J1王者に“国立決戦”挑んだ町田は終盤猛追も首位陥落
ゲキサカ / 2024年4月14日 4時13分
-
町田は英レスターを彷彿? 昨季王者の神戸が「勝てればそれが正義」の戦術を打ち破れた訳
FOOTBALL ZONE / 2024年4月13日 19時30分
-
町田が首位陥落…大卒ルーキー鮮烈弾に武藤嘉紀3戦ぶり弾の神戸が国立決戦をモノに【明治安田J1第8節】
超ワールドサッカー / 2024年4月13日 17時10分
-
昇格組の町田が首位陥落 昨季王者・神戸に1-2黒星で今季2敗目
FOOTBALL ZONE / 2024年4月13日 17時3分
ランキング
-
1「大谷の退団は正しかった」トラウト離脱で末期的状況のエンゼルスを米メディア酷評
東スポWEB / 2024年5月1日 16時9分
-
2リバプール遠藤が「わずか1年で退団する可能性」 現地指摘「明らかになってしまった」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月1日 11時20分
-
3大谷翔平に「ものすごく失望したよ」 ライバル球団の放送席が打席でボヤいたわけ「ショーが街に」
THE ANSWER / 2024年5月1日 5時13分
-
4大谷出場試合、1時間55分遅れで試合開始と放送 ハチ大量発生の珍事…作業員に大歓声
Full-Count / 2024年5月1日 12時5分
-
5日大、25年度以降アメフト部新設へ「検討進める」 再生に向け…林真理子理事長「改革を速やかに」
スポニチアネックス / 2024年5月1日 16時23分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください