連勝狙うU-23日本代表はUAE戦へ…23人全員が集結、大岩監督「総力戦でやっていきたい」

U-23日本代表が全員集合

　U-23日本代表は18日、翌日のU23アジアカップ・グループリーグ第2戦・UAE戦に向けた練習を行った。報道陣には冒頭15分のみが公開。30度を超えるドーハの暑さのなか、23人全員が揃って汗を流した。

　この日は前日にリカバリーメニューで不在だった10人も含めた23人全員が集合した。冒頭15分ではウォーミングアップを実施。これまで別メニューが多かったDF半田陸(G大阪)が仲間たちに背中を押され、先陣を切ってトレーニングを行う姿が見られた。

　16日の初戦・中国戦(○1-0)では前半17分にDF西尾隆矢(C大阪)が退場。残り70分ほどを10人でプレーし、勝利をつかんだ。疲労も心配されるところだが、大岩剛監督は「大きな変化はないとメディカルから報告は受けている」と強調。「第2戦に向けて、西尾抜きで準備をすることになる。総力戦でやっていきたい」とグループ突破に近づくための勝ち点3奪取を狙う。

　2年前にウズベキスタンで行われたU23アジア杯にも参加した日本は、グループリーグ初戦でUAEと対戦し、2-1で勝利した。今回はそのときゴールを挙げたFWヤセル・ハッサン・アルブローシらも残るが、指揮官は「そのときからメンバーはお互いに変わっている。今の対戦相手を分析したい」とあくまで現状の確認を優先しているようだ。

　初戦で韓国に敗れたUAEは、グループリーグ突破のために勝利を狙ってくる。大岩監督は「スピード豊かな選手が多数いる。後ろからカウンターの狙いはあると分析している。これは試合になってみないとわからないので注意したい」とポイントを挙げた。

(取材・文　石川祐介)
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