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町田わずか1節で首位奪還!!“首都対決”制した黒田監督「新参者として早く東京ダービーと…」大胆スタメン変更的中、叩き込んだ連敗回避の合言葉

ゲキサカ / 2024年4月21日 19時36分

 望月への評価を交えながらこの日の狙いを振り返った黒田監督は「意図しているものがすごく有効に噛み合った2人、3人の連係だった」と得点シーンを手放しで賞賛。「ちょっとPKで残念な同点ゴールはあったが、その後すぐにもう一回突き放しにかかれたところが試合の一番の肝だったと思う」とこの1点の価値の大きさを口にした。

 2-1で迎えた後半はロングボールを有効に使って相手の勢いを削ぎつつ、自陣に強固なブロックを敷いて守るという町田らしい展開に。この日の起用法も含め、プランどおりのしのぎ方だったようだ。

「相手の180cmを超えている選手は2人しかいなかったので、高さのある選手たちをうまく起用してそういうところで優位性を持ちながら、セカンドボールを拾うことで相手にとって嫌な攻撃ができたと思う。相手は地力に優るFC東京さんなので、耐える時間ももちろん多くなるだろうし、放り込まれる本数も多くなるとあらかじめ覚悟した上で、耐えに耐え、苦しみに苦しみ、必ず最後に勝利が来るというところを覚悟して臨む試合になると選手たちに伝えていた」

 そうして掴んだ勝ち点3。黒田監督は「1点リードしている中での後半になったが、耐えるだけでなく、攻撃のところでもハードワークし、奮闘してくれたと思っている。交代選手も含め、総力戦で勝ち得た勝ち点3だったと思う」と満足そうに振り返った。

 また前節の敗戦を一掃したという点でも価値の大きな白星となった。町田は今月3日の第6節・広島戦(●1-2)で今季初黒星を喫したが、その4日後の第7節・川崎F戦(◯1-0)に勝利しており、敗戦後のJ1リーグ戦は2戦2勝。圧倒的な強さで昇格した昨季も敗戦後は3勝4分と無敗で、なおかつ3戦連続勝ちなしはわずか一度だけと、敗戦を引きずらないことが飛躍の要因となっていた。

「連敗だけは絶対にできないというのが我々の合言葉」。そう掲げる指揮官は選手たちにも具体的な働きかけをしていたという。

「去年も連敗せずに優勝を手繰り寄せた経験から、連敗すると一気に崖から崩れ落ちるという悲劇を選手たちに向き合わせながら、転がったら速いぞと伝えてきた。今は上に食らいついてもいけるし、トップに上がれるポジションもいる。または1試合、2試合やったところで7位、8位、気づいたら10位以下というのも出てくる。いろんなところで毎節、毎節立場、状況が変わるというのも選手たちに十分イメージさせた。上に食らいついていくという目標を掲げてスタートした以上、今回に関しては連敗できないこと、そこに対するこだわりは執念を持ってしっかり全うしてほしいと話していた」

 そう振り返った黒田監督は「今日のゲームに勝てたことによってまた連勝を積み上げていける一つのチャンスになる」と断言。「今後、五輪予選に行っている平河、藤尾、怪我が明けてくるエリキと、選手層はまだまだ厚くなるので、彼らがいないところで勝つことですごく大きな意味になった。残された選手で勝ち点3を手繰り寄せられたのは価値のあることだと感じている」と大きな手応えを口にした。

(取材・文 竹内達也)
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