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町田期待の192cm新人SB望月ヘンリー海輝、初の先発抜擢で“快速”決勝アシスト「ある程度は自信になった」“オラオラ系”への変身願望も?

ゲキサカ / 2024年4月21日 22時18分

FC町田ゼルビアDF望月ヘンリー海輝(写真右)

[4.21 J1第9節 FC東京 1-2 町田 味スタ]

 圧巻のスケール感を持つJ1初先発の大卒ルーキーSBが、FC町田ゼルビアを首位に返り咲かせる決勝点を導いた。

 DF望月ヘンリー海輝は1-1に追いつかれた直後の25分、ビルドアップの間に右サイドの高い位置を取ると、DFドレシェヴィッチのロングフィードを合図に猛スピードで駆け上がった。相手左サイドハーフのMF俵積田晃太だけでなく、左SBのDFバングーナガンデ佳史扶をも振り切って深い位置へ。最後はゴールラインギリギリで豪快なワンタッチクロスを上げ、FWオ・セフンのヘディングシュートを導いた。

 チームが同点に追いつかれた直後、悪い流れを一掃する勝ち越しアシスト。「自分のストロングのスピードを活かせる形だったし、常日頃から狙っている形だった。自分の得意な形で結果を残せて良かった」(望月)。黒田剛監督の「前に道が空いた時には恐ろしいくらいのスピードを出す。かけっこ勝負でしっかりと相手を翻弄するだけのスピードがある」という信頼起用に応える活躍だった。

 さらに望月はこの日、SBでは異例といえる192cmという上背を活かし、ロングボールのターゲットとしても存在感を発揮。特に高い位置に顔を出し、サイドチェンジを頭で折り返すというプレーで大きな脅威となっていた。「192cmでSBというのはJ1で見ても大きいサイズだと思うし、相手から見ても高さはアドバンテージがあると思うので狙っていた」。高いポテンシャルが一つの攻撃戦術となりうる可能性を示した。

 加えて町田の代名詞であるロングスローやセットプレーでも迫力十分。ブラジル人DFエンリケ・トレヴィザンとのマッチアップには「すごく強い人が来ているなと思いながらやっていました」と苦笑いも浮かんだが、「勝つか負けるかに関係なく自分のやることは変わらなかった」と果敢に挑み続け、制空権を手繰り寄せていた。

 そんな望月は今季、国士舘大から加入したばかりの大卒ルーキー。しかし、開幕節・G大阪戦(△1-1)の後半37分から投入され、さっそくJ1リーグデビューを果たすなど、指揮官からの評価は高かった。

 ところが、その試合は味方の退場によって数的不利だったこともあり、一方的な守勢を強いられると、投入からわずか2分後にFW宇佐美貴史の直接FKが望月の頭上を越す形で失点。相手のドリブル対応にも苦慮する場面もあり、「あの舞台で自分の力を出し切る力がなかった。シンプルに課題を痛感した試合だった」と悔しさを味わう形となった。

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