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後半42分の同点弾で阪南大高とドロー。選手権準Vの近江は2024年度のスタイル構築へ

ゲキサカ / 2024年4月23日 22時51分

近江高の中盤でアクセントとなった中盤でアクセントとなったMF伊豆蔵一惺(右)

[4.21 プリンスリーグ関西1部第3節 阪南大高 1-1 近江高 阪南大高見ノ里G]
 
 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024関西1部は21日に第3節を実施し、阪南大高(大阪)と近江高(滋賀)の一戦は両者譲らず、1-1の引き分けとなった。

 先制されながらも同点に持ち込み、勝ち点1を得る形となったが、近江の選手とスタッフから満足した様子は見られない。「阪南のプレスに屈していた。前半の元気なうちにフルパワー同士でぶつかった時には、個人の力で負けていた」と口にするのは前田高孝監督だ。

 言葉通り、立ち上がりは阪南大高のペースだった。「近江は上手いので今週1週間はプレスの掛け方をしっかり練習してきた」(MF福本一太、3年)という阪南大高の術中にハマり、自陣から繋ごうとしても前線にボールを運べない。「受けられる選手、時間が作れる選手がいなくて、全員がプレーするだけで精一杯だった」と前田監督は振り返る。

 奪ってからサイドに展開し、サイドを起点にショートカウンターを狙った阪南大高に押し込まれる場面が散見。前半7分にはMF柏大輝(3年)に左を崩されると、ゴール前に上がったクロスが近江の選手に当たってオウンゴールとなった。

 以降もボールロストから一気に自陣へと持ち込まれる場面が続く。25分、阪南大高は前線でボールをおさめたFW弓場潤哉(3年)のスルーパスからFW伊藤成康(2年)がフリーでシュート。27分には高い位置でボールを奪った福本がそのままGKとの1対1を迎えたが、近江が何とか踏ん張り、2失点目を与えない。「オウンゴールという形で失点してから全員で気持ちを切り替えて、追加点を与えなかったのが大きかった」とMF伊豆蔵一惺(3年)は振り返る。

 近江は攻撃を活性化させるため、怪我明けで後半からの出場予定だったFW山本諒(3年)を29分に投入。キープ力に長けたエースを入れることで前線での起点を作る。後半に入ってからは阪南大高の攻撃陣に対する対策を講じつつ、選手交代や配置転換で反撃を試みた。

「自分たちのペースに持ってくるために時間を作って前に当てたり、侵入しなければいけないと思っていた」。そう話す伊豆蔵もボールに触る回数が増え、流れが近江に傾くと後半21分には山本クロスの右クロスに反応したファーサイドのMF河野翔空(2年)がシュート。36分には伊豆蔵のスルーパスから、山本がゴール前を抜け出したが、同点弾は生まれない。

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