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10人で奇跡起こした横浜FM、0-1→3-1→3-3大激闘の末にPK戦でクラブ史上初のACL決勝進出!!

ゲキサカ / 2024年4月24日 22時7分

 まさかのビハインドとなった蔚山現代は前半34分、ボランチのMFイ・ギュソンに代わってMFダリヤン・ボヤニッチを投入。中盤の強度不足を補う。するとそこからはボールを前進できるようになり、同35分には右CKをボヤニッチがゴール前に送り込むと、これをM・サレスがヘディングで決めて1点を返した。

 そうして迎えた前半39分、防戦気味になっていた横浜FMをまさかのアクシデントが襲った。中盤で刈り取れずに蔚山現代のカウンター攻撃を許すと、エリア内で止めに入った上島のスライディングが不発に終わり、FWオム・ウォンサンのドリブルしたボールが手に接触。蔚山にPKが与えられ、上島にはDOGSO(決定的な得点機会の阻止)による一発レッドカードが出された。

 2024-25シーズンからは偶発的なハンドでDOGSOの反則を犯した場合、キッキングなどの反則と同様にイエローカードに軽減される新ルールの導入が予定されているが、ACLは23-24シーズンの規則で実施中のためレッドカードは妥当な判定。不運な形で横浜FMは10人での戦いを強いられる形となり、さらにこのPKをボヤニッチに決められ、2戦合計スコアで3-3とされた。

 10人の横浜FMはその時点での選手交代は行わず、DF松原健と右CB、MF榊原彗悟を右SBに動かして対応。そのまま前半を耐え抜き、後半開始時にナム・テヒとエウベルに代わり、DFエドゥアルドとMF山根陸を投入し、4-3-2のような布陣で勝機をうかがう作戦に出た。

 そうして迎えた後半2分、横浜FMは蔚山現代の猛攻に遭い、左サイドをDFソル・ヨンウに崩されると、マイナス方向への折り返しをボヤニッチに叩き込まれる。だが、そこでVARが介入。ボヤニッチのシュート時点でオフサイドポジションにいたMFグスタフ・ルドウィグソンがGKポープに影響を与えていたとして、オフサイドの判定が下され、命拾いとなった。

 対する横浜FMも攻撃姿勢は失わず、後半18分にはロペスのポストプレーからビッグチャンスを創出。DF永戸勝也のクロスボールにヤン・マテウスが飛び込み、ヘディングシュートでネットを揺らした。だが、ここは副審がオフサイドの判定。双方ともに後半最初の決定機を逃す際どいオフサイドで逃す形となった。

 その後も横浜FMは押し込まれる展開が続いたが、GKポープやDF畠中槙之輔らの守備陣が鬼気迫る奮闘を見せ、ゴールポストに当たるシュートを放たれながらも勝ち越しを許さない。そのまま2戦合計スコア3-3で規定の90分間を終え、10人のまま延長戦に持ち込んだ。

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