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[関西U-16 ~Groeien~]初参戦の近江が仕掛け続けて5発。スーパーゴールのMF古荘隆太「先輩たちを超えていけるように」

ゲキサカ / 2024年4月27日 23時14分

近江高MF古荘隆太(1年=京都サンガF.C. U-15出身)は個人技を発揮し、1ゴール

[4.27 関西U-16 ~Groeien~G2第1節 関西大北陽高 2-5 近江高 ダイセル播磨光都第1G]

 関西地域のU-16の年代において、長期にわたるリーグ戦を通して選手の育成および指導者のレベルアップを図ることを目指す「関西U-16 ~Groeien~2024」のG2リーグが27日に開幕した。近江高(滋賀)は昨年、系列大会の「登竜門U-16リーグ」で優勝して「関西U-16 ~Groeien~」初参戦。開幕戦で関西大北陽高(大阪)に5-2で快勝した。

 近江は試合開始2分にカウンターから失点。それでも、5分に速攻から中央のFW今井龍成がダイレクトで左へラストパスを通す。これを左WB東野夏磨が右足でゴールへ流し込んだ。

 近江はMF細崎喬士郎がドリブルを活用しながらのゲームメークで違いを生み出す。その細崎や巧みに相手の逆を取る東野、ボール奪取力も見せるDF佐野太治をはじめ、前線から最終ラインまでボールを運ぶことのできる選手が並ぶ。この日、交代出場で1ゴールのMF古荘隆太(1年=京都サンガF.C. U-15出身)も「どの選手からでも仕掛けてるところが今年のチームのいいところです」と説明したように、ボールを持った選手が果敢に仕掛ける近江が相手を押し込んで試合を進める。
 
 関大北陽DF陣に弾き返されるシーンが続いたものの、素早い奪い返しと敵陣での強さ、間を取る巧さも見せる近江の選手たちは個の力を活かして前へ。そして37分、MF松元翔真が相手のビルドアップのミスを逃さずに、敵陣PA付近でボールを奪う。そのまま右中間から右足シュート。ファーのネットに突き刺し、逆転した。

 その後もDF川上尚馬の左足FKがポストをヒット。後半6分には、左サイドで東野がDFを剥がして一気に前進する。最後は松元の折り返しを右WB安田宙央が決めて3点目。さらに交代出場のMF居川大留がループ気味の右足シュートで突き放す。

 1点を返されて迎えた後半44分には、「(自分のストロングポイントは)スルーパスのところや相手をかわすところです」という古荘がスーパーゴール。敵陣中央からドリブルで2人を鮮やかにかわし、最後は右足シュートをゴール左へ叩き込んだ。

 古荘は、「相手の足の出すところとかギリギリまで見て判断できたんで良かったです」。緩急をつけたドリブルで相手の足を止め、見事なゴール。そして、「もうちょっと怖さを出せたと思うけれど、1点取れて良かったと思います」と微笑んだ。

 近江は1月の全国高校選手権で初の決勝進出、準優勝。古荘は「(決勝で)青森山田相手に最後横パスまで崩して行ったシュートがとても印象的です。その先輩たちを超えていけるようにやっていきたいなと思っています」と意気込みを口にする。

 古荘は「近江でもっとテクニックを磨きたいなと思って」進学。入学からの1か月間ですでにドリブルで突破できる回数が増えたというMFは、「グロイエン(Groeien)の目標では、まずは1部(G1リーグ)に上げれることを目標にして、3年後、プロに行けるような選手になりたいと思っています」。個性派の多いチームの中で切磋琢磨しながら技を磨き、目標に近づく。
MF細崎喬士郎は仕掛ける選手たちの中で特に存在感のある動き前半5分、左WB東野夏磨が右足で同点ゴール
(取材・文 吉田太郎)

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