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[関西U-16 ~Groeien~]関西大北陽は敗戦の中で持ち味も発揮。選手宣誓のMF上柿壮生主将「チームを勝たせられる存在に」

ゲキサカ / 2024年4月27日 23時43分

関西大北陽高MF上柿壮生主将(1年=FC PASENO ITAMI出身)は「チームを勝たせられる存在に」なることを誓った

[4.27 関西 U-16 ~Groeien~G2第1節 関西大北陽高 2-5 近江高 ダイセル播磨光都第1G]

 大阪の伝統校、関西大北陽高は「関西U-16 ~Groeien~2024」G2リーグ開幕戦で黒星。だが、持ち味も発揮していた印象だ。試合開始直後にFW村岡克哉が前線でボールを奪って決定的なシュート。直後の2分にはMF尾﨑藍斗が右サイドを抜け出し、そのまま右足シュートを決めて先制した。

 直後に追いつかれたものの、関大北陽は登録164cmのMF北野碧が存在感のある動き。180cmCB吉田朋生らDF陣との挟み込みや回収力、運ぶ力、そしてサイドへの見事な展開も見せていた。

 また、主将のMF上柿壮生やMF松尾岳がキープ力を発揮。DF間にドリブル、パスで攻め込まれるなど押し込まれたが、DFラインがゴール前で良く身体を張り、速攻やビルドアップで押し返していたこともあって1-1で試合を進めた。

 上柿(FC PASENO ITAMI出身)は、「守備行ってカウンターを狙うってところは北陽の持ち味でもあるんで、その面では前半の最初とかは形よく奪って、カウンターからの1点を奪えたので、その面では良かったと思います」と振り返る。だが、前半終了間際にビルドアップでのミスから失点し、後半立ち上がりに再び失点。FW中山龍希の抜け出しから交代出場MF水野仁が1点を返したが、悔しい敗戦となった。

 上柿は試合開始1時間半前のG2リーグ開会式で選手宣誓の大役。「いつもサッカーしてるんですけど、能登の地震でサッカーを今できてない人たちもいるんで、その思いも込めて、当たり前じゃないってところを強調したくて」感謝の思いを言葉で表現した。

 関係者も絶賛した選手宣誓だったが、自身の開幕戦のパフォーマンスについては「あんまり効果的なパスを出すことができなくて、守備面でも結構行かれることが多かったんで、反省しています」と厳しい評価。味方の抜け出しに呼応するパスやボールを失わない力、視野の広さが特長のボランチは、自分の武器や体力面などの課題の向上に取り組んでいく。

 そして、「僕がいたら勝てる存在というか、僕がチームを勝たせられる存在になりたいと思います」と宣言。目標とする日本代表MF遠藤航のような選手になることが目標だ。そして、「(関西U-16 ~Groeien~は)開幕戦負けてしまったんですけど、ここから立て直して、G1昇格を目標にしています。 3年間の目標では、全国大会に出て、しっかりといい成績を残していきたいと思います」。この日の貴重な経験も糧に、進化を遂げる。
前半2分、MF尾﨑藍斗が先制ゴールMF北野碧は攻守に存在感のある動きを見せた
(取材・文 吉田太郎)

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