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一年前の悔しさを晴らす。桐光学園DF杉野太一主将「全国優勝できるチームになっていきたい」

ゲキサカ / 2024年5月12日 8時23分

桐光学園高DF杉野太一主将(3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)はインターハイで1年前の悔しさを晴らす

[5.11 プリンスリーグ関東2部第6節 西武台高 0-0 桐光学園高 西武台高第2G]

「去年、自分がほんと一番悔しい思いをしたと思うんで、卒業した先輩たちの分も背負って、 次こそ全国優勝したいと思います」

 昨夏は全国大会決勝で明秀日立高(茨城)にPK戦の末に敗戦。桐光学園高(神奈川)のDF杉野太一主将(3年=横浜F・マリノスジュニアユース出身)が、インターハイでの昨年超え、日本一を目標に掲げた。

 U-17日本高校選抜候補の杉野は昨年、右SBのレギュラーとして全国準優勝に貢献。新主将となったDFはシーズン開幕前から、「(先輩の)3年生の色んな感情を自分が近くで感じれたし、見れたんで、それを自分の最後の年にぶつけていくのが、ほんと、使命かなと思っています」と決意を口にしていた。

 シーズン開幕後、リーグ戦ではなかなか結果に結びついていないものの、2試合連続で無失点。「1対1の強さってところは、練習でも勝さん(鈴木勝大監督)から求められてることなんで、1対1で負けないとか、局面で負けないっていうのは、 自分でもこだわってやっています」という杉野は、この日も勝負どころの試合終盤に守備能力の高さと勝利への執着心を表現し、ゴールを許さなかった。

 現在は3バックの右ストッパーとしてプレー。鈴木勝大監督からの信頼度が高く、守りの要として期待されている。「自分、サイズもめっちゃ大きい訳じゃないんですけど、そこはしっかり頭使って、デカい選手、強い選手でもそのハンデみたいなところを埋めていけるようにはしていきたいなと思います」。堅守・桐光学園の中心として、責任感を持ってゴールを守り抜く。

 チームはこの日、冷静さを欠いた部分もあったか、攻撃のクオリティがなかなか上がらなかった。絶対的なエースFW丸茂晴翔(3年)だけでなく、「(他の選手も)技術とか持ってると思うんで、引き出せるように、(後方の)自分たちも声がけや、メンタル的なところでもサポートしていきたいなと思います」。主将はチームを前向きにさせて、より力を発揮させる。

「自分たちは明るい代なんで、ポジティブにやればみんな上目指してやっていけるチームなんで、そこは練習からみんなでポジティブにやって、練習から勇気持ってボール受けるだったり、そういうことをしていって、全国優勝できるチームになっていきたいなと思います」

 インターハイは個人としても、リベンジの舞台だ。昨年、全国大会決勝のPK戦で7人目の杉野のキックが止められた瞬間に準優勝が決まった。その悔しさは忘れていない。新チームが上手く行かない時期に会話を重ね、後押しされてきたという鈴木監督は、「信頼し合っています」という存在。その恩師を胴上げするためにも、「全国優勝できるチーム」を作り上げる。

(取材・文 吉田太郎)

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