ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(中四国編)
ゲキサカ / 2024年5月16日 20時11分
令和6年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)の都道府県予選が各地で行われています。ゲキサカでは「インターハイ予選注目11傑」と題し、全国各地のユース年代を取材する森田将義記者に北海道・東北、関東、東海・北信越、関西、中四国、九州の各地域の注目選手11人を紹介してもらいます。第2回は中四国地域の11人です。
森田将義記者「2021年度のインターハイでは米子北高が準優勝、同選手権では高川学園高がベスト4入り。2022年度の選手権では岡山学芸館高が日本一に輝くなど近年、躍進が続いているのが中国地方の高校です。苦戦が続く四国地方も昨年のインターハイでは高知高がベスト8まで進むなど可能性を秘めたチームはたくさんあります。今年も上位進出を狙える高校はあり、そうしたチームの中から1チーム1人縛りで注目選手をピックアップしました」
以下、森田記者が注目する中四国地域11選手
GK広川武寛(米子北高3年)
「サッカーに対して本気ではなかった」という中学時代は無名の存在だったが、一念発起して入学した米子北で成長。188cmの身長を活かしたシュートセーブが注目されつつある守護神だ。昌平高に進んだ1歳上の兄・翔大が果たせなかった全国大会出場を狙う。
DF行友祐翔(高川学園高3年)
兄は愛媛FCからファマリカン(ポルトガル)にレンタル移籍中の翔哉。50m6秒ジャストのスピードを評価され、1年目からAチームでFWを務めたが、今年は右SBにチャレンジ。慣れないポジションながらも遅れを苦にしない速さを活かし、攻守に奮闘する。
DF小椋翔太(作陽学園高3年)
中学時代は地区トレセン止まりで「自分に全く自信がなかった」が、183cmの身長に機動力を備えたCBは希少価値が高い。ポテンシャルの高さは、酒井貴政監督が「プロに行けるだけの高い物を持っている」と太鼓判を押すほどで、ブレークが期待される。
DF岡田瑛斗(今治東中等教育学校3年)
高い身体能力を買われ、1年目からチームに欠かせない選手として活躍し続けるSB。持ち味は対人の強さと試合終盤まで尽きない運動量で、ゴリゴリとサイドを駆け上がって左右両足でクロスを上げる。飛距離のあるロングスローも彼の見どころだ。
DF林勇仁(大手前高松高3年)
左足の精度が高く、ビルドアップの中心として機能する現代的なSBだ。今年は攻撃への積極性が高まり、より高い位置まで駆け上がる回数が増加。プリンスリーグ四国では得点、アシストを積み重ね、チームの勝利に貢献している。
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