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ユース同期2人のU23アジア制覇に東京V松橋優安「大きな刺激。悔しさもある」J1初挑戦で際立つ献身も「この状況に満足してはいけない」

ゲキサカ / 2024年5月18日 7時30分

「どの選手からというわけではないけど、相模原は特にベテランの選手が多く、最終的にはそのまま引退することになった選手もいたけど、そういった人たちも最後までサッカーと向き合っていたし、サッカーに対する準備をしている姿を見てきた。そこは今の自分も意識しているところです」

 試合中の姿勢からも、その言葉に表れているような献身性が際立っている。今節・G大阪戦では連戦の影響もあり、今季2度目となる先発に抜擢されたが、立ち上がりから前線のハイプレッシングと執念のプレスバックで奮闘。自陣深くまで戻って失点につながりかねないピンチを防いだ場面もあった。

「チームとして前半から飛ばして、力尽きる選手が出てきて欲しいと城福さん(城福浩監督)の話もあったので、スタメンで使われたからにはそういったプレーを見せていこうという意識で入った。連戦というのもあったし、全員の力が必要になると思っていた。チームとしてバトンをつなぐことを意識していた」

「今年に入って守備の意識はすごく上がっているし、前線の選手でもゴール前に戻って守備をするのは当たり前だと思っている。前線からの守備は本当に意識していたし、奪われた瞬間の切り替えだったり、相手のCBとSBに好きにプレーさせないことを意識していた。チームとしても前線の選手がそういう意識でプレーし続ければ後ろの選手もついてくる」

 結果的には前半45分間のみのプレータイムにとどまったが、その前半はG大阪をシュート1本に抑え込んだのに対し、後半からはやや押し込まれる場面が増加。「与えられた時間で自分の力を全力で出し切ろうと意識して入った」という松橋の献身的な姿勢が前半優勢の内容の一つの要因になっていたと言える。

 もっとも松橋は「前半からああいう勢いを見せていくのはこれからも続けていきたい」と自身の姿勢については前向きに振り返りつつも、全体的なパフォーマンスについては「この状況に満足してはいけない。まだ甘い部分があると思うので、そこを突き詰めていきたい」と厳しさを込めて語る。

 課題の一つに挙げたのは得意の攻撃面だ。「守備はだいぶ自分のところで根付いてきて、意識がだんだん強くなってきていると思うけど、そこはおろそかにせずにいつつも、やっぱり攻撃でもうちょっとゴール前に関わるプレーとか、前線の選手とのコンビネーションでチャンスに顔を出せるようにしていきたい」とレベルアップを誓った。

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