プレミアリーグの経験がもたらす圧倒的な成長速度を知ってしまった両者の対峙。岡山U-18と鹿児島城西の初昇格対決はドロー決着!
ゲキサカ / 2024年5月19日 21時24分
[5.18 プレミアリーグWEST第7節 岡山U-18 1-1 鹿児島城西高 岡山県総合グラウンド補助陸上競技場]
習うより、慣れよ。想像するより、戦え。ここまで経験してきた7試合が自分たちにもたらしている効果は、何より自分たちが痛感している。だからこそ、負けたくない。勝ちたい。残りたい。だって、プレミアリーグがこんなに成長できるステージだということを、もう知ってしまったから。
「プレミアで戦うことで、試合に出ている選手の『そこで活躍したい』という想いと、出ていない選手の『そこでプレーしたい』という想いは、僕が100回良いことを言うよりも、てきめんに表れているかなと思います」(岡山U-18・梁圭史監督)「プレミアで7試合もやると、日常のトレーニングからパススピードも上がりますし、倒れてもすぐ立ち上がることも当たり前のようにできるようになってきますし、『百聞は一見に如かず』どころじゃないですよね」(鹿児島城西高・新田祐輔監督)。
プレミアリーグ初昇格チーム同士の熱戦は、勝ち点1を分け合うドロー決着。18日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第7節で、ファジアーノ岡山U-18(岡山)と鹿児島城西高(鹿児島)が対峙した一戦は、前半37分にFW末宗寛士郎(2年)のヘディングで岡山U-18が先制するも、後半2分に鹿児島城西も交代出場のDF吉田健人(2年)が同点ゴール。試合は1-1で引き分けている。
「前半は自分たちが良い形で攻撃できていたと思います」とキャプテンのMF藤田成充(3年)も振り返ったように、立ち上がりから岡山U-18はその藤田とMF加納尚則(2年)、MF南稜大(3年)と中盤を形成する3人を軸にボールを動かしながら、窺うチャンス。27分にはGK脇谷静香(3年)からボールを受けたMF磯本蒼羽(3年)が左サイドを運び、右足でクロス。ニアに飛び込んだ末宗のヘディングは枠の左へ外れたものの、あわやというシーンを創出する。
一方、「相手が勢いよく入ってきたので、入りとしては凄く悪かったです」とキャプテンのGK藤吉純誠(3年)も口にした鹿児島城西は、なかなか攻撃の形ができない中で、29分にはMF添島連太郎(3年)の果敢なプレスから、最後はFW大石脩斗(2年)が枠へ収めたシュートは脇谷がキャッチ。34分には決定機。大石を基点に粘った添島の右クロスから、MF中村玲音(3年)がシュート気味に合わせたボールを、MF柿元翔毅(3年)が頭で狙うも軌道は枠の上へ。スコアを動かせない。
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