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神村学園が試合終了間際の逆転劇で7連覇!“鹿児島サッカーの将来のため”にも日本一を本気で、全力で取りに行く

ゲキサカ / 2024年5月26日 8時13分

 神村学園はこれまで、個の育成を重視。有村監督(鹿児島実高選手として95年度選手権優勝を経験)はその姿勢を継続した上で、夏の日本一のタイトルを「全力で狙いに行く」と明言する。何よりも「鹿児島のサッカーを盛り上げる」ため。自分たちがインターハイや選手権で勝ち上がることによって、地元の人たちがサッカーに関心を持ってくれる。鹿児島のサッカーが盛んなことを知ってもらう機会になる。この日、2日前の帰国から間もなく応援に駆けつけたDF吉永夢希(現ヘンク)やFW福田師王(現ボルシアMG)のように高卒での欧州プロサッカー選手やJリーガー、年代別日本代表、日本高校選抜を立て続けに輩出しているが、自分たちが結果も残してより鹿児島に影響を与える意気込みだ。

 鹿児島では長年、サッカー専用スタジアム新設の議論が続いているが、神村学園の活躍がその後押しにもなるはず。有村監督は「そういうのが僕らの役目かなと思うし、未来の子供たちがサッカーする環境整えてあげたり、そういう立場でもあると思う」。準々決勝(23日)の試合前、指揮官から鹿児島サッカーの将来への思いを伝えられた選手たちは、「そんな思いがあるんだなってことを自分たちも分かったし、チーム全員も『シビレた』っていうことを一人ひとり言っていました。ほんとに期待に応えられるようにしたい」(名和田)。

 名和田や鈴木、新垣、大成ら神村学園の現3年生は、神村学園中3年時の21年全国中学校大会で初優勝。名和田は「もちろん歴史を作りたいです。中学校3年生の時の夏は勝ってるので、そのモチベーションを持って、『この夏を本気で取りに行くんだぞ』っていう意味で頑張りたいと思います」。この日、神村学園と鹿児島城西は全校応援。1200人の観衆の中で激闘が行われた。その戦いを制した神村学園は、鹿児島県内の高校生の代表としても全国挑戦。同校にとって初の日本一を本気で、全力で、取りに行く。
 
(取材・文 吉田太郎)

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