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5-0で鹿児島準決勝突破も多くの課題。連覇のため、全国舞台で「強い神村学園」を見せるためにも全員で決勝を戦う

ゲキサカ / 2024年5月25日 0時59分

前半13分、神村学園高MF大成健人が技ありの右足シュートを決めて2-0

[5.24 インターハイ鹿児島県予選準決勝 樟南高 0-5 神村学園高 OSAKO YUYA stadium]

 神村学園は全員で連覇を果たし、全国での飛躍へ――。令和6年度全国高校総体(インターハイ)鹿児島県予選準決勝が24日、南さつま市のOSAKO YUYA stadiumで開催され、神村学園高が7大会連続の全国大会出場に王手をかけた。神村学園は樟南高と対戦し、5-0で勝利。鹿児島城西高との決勝(25日)進出を決めた。

 神村学園は、初戦からの3試合を24得点無失点。この日も立ち上がりからゴールへ迫り、先制に成功する。前半6分、左CKの流れから、日本高校選抜MF名和田我空(3年)が左中間でボールを持ち、縦への仕掛けからクロス。これをU-17日本高校選抜DF新垣陽盛(3年)が頭でゴールに叩き込んだ。
前半6分、神村学園DF新垣陽盛(左)が先制点。アシストのMF名和田我空と喜ぶ
 神村学園はさらに13分、MF松下永遠(3年)が右へさばき、U-17日本高校選抜候補の右WB大成健人(3年)が右足アウトで技ありの一撃。有村圭一郎監督も入りについては評価していたように、立ち上がりからプッシュしてリードを2点とした。

 その後もU-17日本高校選抜MF福島和毅(2年)が得意のドリブルを活用しながらゲームメーク。U-17日本高校選抜候補FW日高元(2年)の右クロスから名和田が右足ダイレクトボレーを放ち、U-17日本高校選抜の左WB鈴木悠仁(3年)がカットインからシュートを打ち込む。

 樟南は前からボールを奪いに行くものの、自然と押し下げられてしまっていた。それでも、テクニカルな10番MF城戸健成(3年)がDFラインにまで落ちてビルドアップに参加。19分にはテンポ良くボールを動かし、左SB手塚圭祐(3年)のクロスからFW田中祐志(3年)がヘディングシュートを放つ。

 神村学園は2点目を挙げた後もチャンスを作るが、樟南はGK馬場結叶(3年)がファインセーブを見せたほか、奮闘の光ったCB新村司主将(3年)がゴール前でタイトな守備。神村学園の攻撃を止めるたびに、ゴール裏の応援団が大歓声でチームを勇気づけていた。
樟南はCB新村司主将(右)を中心に気持ちの込もった戦い
 神村学園はこの日、新垣、DF黒木涼我(3年)、DF中野陽斗(2年)の3バックやGK江田優大(2年)を中心に無失点。だが、相手のサイド攻撃への対応が甘く、簡単にクロスを上げさせてしまう。後半2分、樟南は左CKから城戸が決定的なヘッド。また、手塚のクロスから得点機を作っていた。試合後、有村監督が「やるべきことをやらないとやられるぞ」と指摘したように、神村学園は攻守の切り替え、運動量の部分もまだまだ。シュート25本を放った攻撃面についても、引き締めなければならない内容だった。

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