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[MOM4708]藤枝東MF泉孝太郎(2年)_飛躍期す2年生アタッカー、名門校を救う2発

ゲキサカ / 2024年5月28日 18時50分

藤枝東高MF泉孝太郎(2年=FC東京U-15むさし出身)は得意のドリブルなどでチャンスに絡み、2得点の活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.26 インターハイ静岡県予選準決勝 聖隷クリストファー高 2-2(PK8-9)藤枝東高 藤枝総合]

 注目の2年生アタッカーが、2得点で名門校を救った。まずは0-2の後半24分、藤枝東高は左SB逢坂峻(3年)のクロスをファーサイドのMF泉孝太郎(2年=FC東京U-15むさし出身)が1タッチでゴール。クロスに対し、ファーサイドで“蓋”をする形で1点目を決めた。
後半24分、1点目のゴール
「左バックの逢坂さんからのクロスで、自分が『ここにボール来るな』っていうのを感じてた部分が少しあったので。ほんとにそこに流れてきて、あとは触るだけでゴールができて良かったです」。前半からゴール前のシーンを作りながらも遠かった1点。このゴールでチームは加速した。

 さらに32分、泉は左サイドから繋がられたボールをPA中央で持つと、相手選手の動きを見極めてゴールネットを揺らす。「前半はシュートブロックとか(相手の守りが)堅くて、相手が飛び込んできていたイメージがあったので。しっかり最後までかわし切ってシュートを打つっていうのをあそこでは少し考える時間があったので。落ち着いて決め切ることができました」。1点ビハインドで残り時間は数分の状況。その中で泉は落ち着きと自分のテクニックを発揮し、試合を振り出しに戻した。
後半32分、2点目をチームメートと喜ぶ
 この日は左サイドで先発。カットインからのシュートやコンビネーションでの崩しに積極的にチャレンジしていた。だが、相手の守りは強固。1点が遠く、自身も相手のミスで得た決定機を決め切ることができなかった。

 その泉は、後半8分の選手交代のタイミングから右サイドへ。「自分、右利きなので、左だとクロス上げにくかったんですけど、右に移ったことによって積極的に縦への仕掛けやアクションとかも増やせました」。縦への仕掛けから決定機を演出。そして、逆サイドからの攻撃で仕留め役を果たした。

 小林公平監督は泉について高く評価し、さらなる活躍を期待した。「今日はちょっと持ち過ぎ感はあったんですけど、よくドリブルも相手に脅威を与えて、タイミングよくサイドのとか上手く使えてたんで、相手にとってはかなり嫌だったんじゃないかなと思います。前半なんか、チャンスのところで決めればもう1個上でできると思うし、ちょっとサボってるとこはあるので、もっとやれればなと思っています。でも、(今日は)凄くいい仕事をしてくれたと思っています」。2歳年上の兄、MF泉新之助(現早稲田大)が藤枝東で叶えられなかった全国大会出場へあと1勝とした。

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