1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

国立凱旋ツアーに充実感にじませた久保建英、東京Vの奮闘に「みんな体力がすごいなと」「代表でも学んでいけたら」

ゲキサカ / 2024年5月29日 23時19分

プレー中に笑顔を見せるMF久保建英

[5.29 国際親善試合 ソシエダ 2-0 東京V 国立]

 初めての国立競技場でのプレーは48分間にとどまったものの、在籍2シーズン目を迎えたソシエダとの凱旋ツアーは充実したものになったようだ。試合後、報道陣の取材に応じたMF久保建英は「チームメートの旅の疲れなど不安もあったけど、いつもやっている自分たちのサッカーをお客さんに見せられたと思う」と満足そうに振り返った。

 久保にとってはスペイン移籍後初の日本ツアー。25日にラ・リーガ最終節のアトレティコ・マドリー戦でフル出場したばかりとあり、コンディションは十分でない中の一戦だったはずだが、右ウイングのポジションで積極的な姿勢を見せた。

「ワンプレー、ワンプレーにあれだけ盛り上がってくれるとすごくうれしい気持ちになる」。久保のスルーパスやカットインを見せると、4万人が集まった国立競技場は大きな歓声に包まれ、そのムードに呼応した久保は前半41分、股抜きのドリブルも披露した。公式中継のハーフタイムインタビューでは解説を務めたDF菅原由勢に「ブライス選手とどっちが先に股抜きをするかと話していた」と明かしており、お祭りムードを積極的に盛り立てていた。

 また前日の取材対応で「チームとしてボールを保持して試合を支配していくスタイルで、いつもどおりのサッカーをできればみんな喜んでくれるんじゃないかと思う」と意気込んでいたとおり、チーム全体も徹底的なポゼッション戦術を披露。東京Vの激しいプレッシングに対し、MFブライス・メンデスや久保の技術が際立つ展開に持ち込んだ。

 久保自身は今季を通じてケアし続けていた右太もも裏の違和感のため、後半3分に交代。それでもチームは育成組織出身の選手も含め、20人全員がピッチに送り出された上で、2-0での勝利を飾った。

「なんだかんだ親善試合とはいえ、負けたらみんなもソシエダってこんなもんかと思われたらあれですし、勝てたのはよかった。僕的には何回か連係連動というところで、ちゃんと練習のセオリーどおりに崩しができたので、どんな相手とやっても崩すことができるんだよというのがみんなも自信になったと思う」

 続けて久保はこの一戦を通じ、激しいプレッシングを見せ続けた東京Vへの敬意も口にした。

「僕らが何回プレスをかいくぐっても、次のGKとかCBにプレスが来るのは徹底されているなと思った。城福さんのサッカーが徹底されているなと。みんな体力がすごいなと思いますね。あと僕と一緒で細かくちょこちょこやるタイプの選手が何人かいて、前半15分くらいに『やりづらいね』と話していた(ソシエダの)選手が何人かいた」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください