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横浜創英が関東高校大会Bグループを制す。特長の連係に加え、無失点、タフさも表現して「一歩前進」

ゲキサカ / 2024年5月30日 16時50分

後半17分、横浜創英高は交代出場の右SB河井誠治が先制ゴール

[5.27 関東高校大会Bグループ決勝 成徳深谷高 0-3 横浜創英高 ゼットエー]

 令和6年度 第67回関東高等学校サッカー大会は27日にゼットエーオリプリスタジアム(千葉県市原市)で大会最終日を行った。各都県2位によるグループBの決勝で成徳深谷高(埼玉2)と横浜創英高(神奈川2)が激突。横浜創英が3-0で勝ち、Bグループ優勝(Aグループを含めて関東3位扱い)を果たした。

 横浜創英の無失点試合は今季、関東大会予選4試合、県1部リーグ5試合でそれぞれ1試合のみ。関東大会1回戦、準決勝も失点していたが、この日はロングスローを含めて迫力のある攻撃が特長の成徳深谷に得点を許さず、特長の連係や泥臭い形から3ゴールを奪って勝利した。

 横浜創英の宮澤崇史監督は、「『ゼロで抑えたら合格だぞ』っていう話はしてきたんですね。得点(すること)ではなくて。そしたら逆にゼロで抑えて、得点も取ってくれたんで、連係と気持ちの得点で一歩前進めたかなと思います」と評価。3試合で登録25人中、怪我のCB山口泰史(3年)を除く24人が出場し、経験面においても大きな大会となったようだ。

 試合は成徳深谷がFW関根大和(2年)、FW川上稜介(2年)の2トップへのロングボールを軸とした攻撃。こぼれ球をMF西村優悟(3年)がダイレクトで狙う。また、左WB山谷康太朗(2年)のロングスローによって相手の守りに圧力をかけた。
成徳深谷はダイナミックな攻撃からMF西村優悟らがゴールを狙った
 その成徳深谷は、MF稲積俊音主将(3年)が「引き込んで、しっかり人数を掛けて、最後フリーでシュート打たせないってことは意識したんで、それはできてたかなと思います」と頷いたように、狙い通りの守備。対する横浜創英は慌てず、ブロックの外側でボールを動かしながら、CB尾毛駿介(3年)のミドルパスやFW川上哲平主将(3年)の縦への力強い動きをアクセントに仕掛ける。

 19分には、縦パスで抜け出した川上がPAへ切れ込み、32分には右SB谷口史弥(3年)の突破から川上が再び狙うが、いずれも成徳深谷DFが阻む。成徳深谷は背中を取られないように意識した守りから攻撃機会を伺い、稲積が係わっての崩しなどにもチャレンジ。だが、横浜創英は、ビルドアップ面を期待されてCB起用された尾毛とCB山野真生(2年)やMF岡澤訊(3年)を中心に「1本を怠らないこと」(尾毛)を意識しながら無失点で前半を終える。
横浜創英は守りの要、MF岡澤訊らが集中した守り成徳深谷は自陣に引き込んでボールを奪い取った
 後半立ち上がり、横浜創英はMF福田裕翔(3年)が左サイドを抜け出し、左足シュート。だが、成徳深谷GK緑川徠雅(3年)が左足で止める。逆に成徳深谷もロングスローをシュートへ結びつけるなど対抗。互いに選手を入れ替えて迎えた17分、横浜創英がスコアを動かした。

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