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個人、チームで再現性を出した崩し。三重がタフな四中工をPK戦で下して「一歩前進」の三重決勝進出

ゲキサカ / 2024年6月1日 6時34分

三重高がPK戦で伝統校・四日市中央工高を突破。三重決勝進出

[5.31 インターハイ三重県予選準決勝 四日市中央工高 1-1(PK4-5)三重高 四日市市中央陸上競技場]

 三重が3年ぶりの全国へ王手! 令和6年度全国高校総体(インターハイ)三重県予選準決勝が5月31日に四日市市中央陸上競技場で行われ、四日市中央工高と三重高が対戦。1-1で突入したPK戦の末、三重が5-4で勝った。

 三重が大きな壁を越えた。昨年は県1部リーグ戦を含めて4度、伝統校・四中工と対戦。リーグ戦で1勝したものの、インターハイ予選で0-5、選手権予選でも1-3で敗れていた。だが、この日は「今日のゲーム自体はほんと全然良くなかった」(徳地俊彦監督)という内容ながらも勝利。決勝への切符を勝ち取った。

 三重はファーストプレーからFW水野愛斗(2年)が抜群の動き。オープンへの抜け出しからゴール前へラストパスを配給する。また、高速ドリブルは止まらず、一人でDFをかわして攻め切っていた。加えて、三重はMF橋本紘知主将(3年)がDFを剥がしてFKを獲得するシーンも。四中工は前から奪いに行く一方、三重のドリブルに苦戦し、特に序盤はDFが入れ替わられるシーンが増えてしまう。

 それでも、四中工は11分にMF小久保圭皓主将(3年)がドリブルで持ち上がってそのまま左足シュートを枠へ飛ばす。また、MF若松音冬(3年)とのコンビからFW増田莉久(2年)が右足を振るなど、こちらも攻め切る力を示していた。
noyahoobody>四中工MF小久保圭皓はドリブルシュートを打ち込むなど攻撃を牽引
 そして、前半25分、四中工MF杉田直織(3年)が左サイドから蹴り込んだ右足CKがGKの頭上を越えてそのままゴールイン。杉田の直接CK弾によって、四中工がスコアを動かした。だが、三重は31分、CB辻有稀(3年)からMF加藤蒼大(3年)が前線へ繋ぐと、水野が鋭いターンでDFと入れ替わって独走。そのまま右足シュートをゴールへ流し込んだ。
前半25分、四中工MF杉田直織が右足CKを直接決めるファーサイドのネットへ吸い込まれ、1-0noyahoobody>だが、三重は前半31分、FW水野愛斗のゴールで1-1
 この日、ファウルでしか止まらないようなドリブルを見せていた2年生タレントが、個の力を見せつけて1-1。三重は密集を水野や橋本加藤ら個の力やスイッチを交えた崩しなどで幾度か打開し、PAで数的優位を作るような崩しも見せる。「意図的に個人とチームが一体化するような状態で、いつもよりも再現性の高いプレーをもうちょっと出すっていうところをテーマにやっていたので、(個での突破など)再現もいくつか出たっていうのが良かったです」(徳地監督)。
三重MF竹林和音がドリブルでゴールへ迫る
 ただし、この日はピッチコンディションの悪さもあり、普段に比べるとMF前山塁生(2年)やMF森田直(3年)がボールに係わる回数が少ないという展開に。なかなか落ち着いてボールを繋げず、自分たちでリズムを崩してしまった。

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