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全国大会での躍進狙う日章学園が宮崎制覇。数的不利の中で健闘の宮崎日大を3-1で振り切る

ゲキサカ / 2024年6月1日 23時41分

日章学園高が2大会ぶりとなるインターハイ切符を獲得した

[6.1 インターハイ宮崎県予選決勝 宮崎日大高 1-3 日章学園高 いちご宮崎新富サッカー場]

 全国大会での躍進を狙う日章学園が宮崎制覇。令和6年度全国高校総体(インターハイ)宮崎県予選決勝が1日、児湯郡新富町のいちご宮崎新富サッカー場で行われ、日章学園高が3-1で宮崎日大高に勝利。2大会ぶり18回目の全国大会出場を決めた。
 
 宮崎決勝は波乱の幕開けとなった。前半6分、日章学園は左サイドからMF三田井宏生(3年)がダイレクトで前線へ配球。バウンドしたボールをFW水田祥太朗(3年)が競ると、こぼれ球をU-19日本代表FW高岡伶颯主将(3年)がスピードに乗った状態で回収する。DF1人をかわして一気に抜け出そうとしたところをファウルで止められ、決定機阻止の判定で宮崎日大DFにレッドカードが提示された。
日章学園FW水田祥太朗が前線で身体を張る
 宮崎日大は貴重な3バックの一角を欠くことになり、数的優位を得た日章学園がボールを支配する。だが、原啓太監督は「開始6分の退場で数的優位になるっていうのはあんまり経験してないので、ボールは動かすけど、最後真ん中固められてとか、相手のセットプレーになったらチャンスの雰囲気になったりしていました」。守りを固めた宮崎日大を攻めあぐねる時間が続いた。

 21分、日章学園はMF小峠魅藍(3年)の展開から注目レフティーのMF南創太(3年)がクロス。これを高岡が頭で合わせる。連係面が向上しだした日章学園は22分、小峠の左ロングスローでサイドを変え、CB吉川昂我(3年)が素早く右SB野口昊平(2年)へボールをつける。そして、南とのワンツーでインナーラップした野口がクロス。最後はGKが弾いたところを高岡が右足ダイレクトで蹴り込み、先制した。
前半22分、日章学園FW高岡伶颯が先制ゴール注目エースがスコアを動かした
 24年高校サッカーの主役候補の一人、高岡のゴールによって日章学園がリード。その後も、長短のパスを繰り出す攻撃的ボランチMF川越廉斗(3年)、小峠を中心とした組み立てから、南のドリブルや左SB宝徳悠誠(3年)のクロスでゴール前へボールを運ぶ。だが、宮崎日大は10人とは思えないような頑張りを見せた。

 DF渡瀬順大(3年)が身体を投げ出して相手の攻撃を食い止めるなど、DF三木崇央(3年)やDF四本和輝(2年)を含めたDF陣が1点差を維持。また、巧みな身のこなしを見せる10番MF秋末翔也(3年)やMF渡邉星渚斗主将(3年)、FW山岡俊之(3年)がボールを収めて攻め返して見せた。38分には右の秋末がDF背後へアーリークロスを入れ、山岡が走り込む。
宮崎日大の10番MF秋末翔也は抜群のキープ力を発揮
 日章学園はこれをCB藤山真(2年)が処理したものの、2トップと両SHが前掛かりになったことでスペースができてしまい、セカンドボールを拾われるなど噛み合わない部分があった。後半立ち上がりには南がカットインから左足シュートを打ち込むが、宮崎日大GK岡崎真斗(3年)がセーブ。高岡のヘッドがクロスバーを叩くなど、なかなか2点目を挙げることができない。

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