ルーキーSBが早くも5ゴール目!! J1で大活躍もパリ世代招集歴なし「目に見える結果だけじゃなく…」鹿島DF濃野公人が目指す境地
ゲキサカ / 2024年6月2日 13時10分
[6.1 J1第17節 鹿島 3-2 横浜FM 国立]
鹿島アントラーズで開幕スタメンを勝ち取り、序盤戦から結果を残し続けてきた大卒ルーキーSB濃野公人が、52860人の大観衆が見守る国立競技場で躍動した。献身的な上下動で多くのチャンスに絡むだけでなく、1-1で迎えた後半29分には果敢な攻撃参加から逆転弾。今季の得点数は早くも新人DF史上最多の「5」に乗せ、名門復活に向けて首位を争うチームの好調を牽引している。
1-1で迎えた後半29分、左サイドに開いたFW鈴木優磨がMF知念慶に縦パスを預けると、濃野は一気に前へと出ていった。「優磨くんが知念くんに渡して、知念くんが前を向いた瞬間、自分のマークのサイドハーフの選手がちょっと遅れていたので、これは行けるなと」。知念からの斜めのパスをペナルティエリア右で受けると、果敢に右足一閃。強烈なシュートはDF永戸勝也に当たったが、勢いを失わないままネットに突き刺さった。
「チームとしての形が見えたワンシーン。左でタメを作って、右にボールが流れてきてというのが鹿島の型としてある。自分としては前のスペースにどんどん出て行けという話をもらっていた中、名古くん(MF名古新太郎)がダイアゴナルに走って相手DFを引きつけてくれて、僕の前にスペースが空いた。僕は信じて入って行って、思い切り振ったら入ったので良かった」(濃野)
自身の得点シーンを振り返る際には、後半から移った右サイドハーフで“おとり役”を担ったMF名古新太郎への感謝も口にした濃野。その言葉が出てくるのも周りがはっきりと見えているからこそだが、そうした状況判断力は0-1の後半12分に決まった同点ゴールのシーンにも表れていた。
同点ゴールの場面はMF佐野海舟の縦パスを内側寄りで濃野が受け、フリックしたボールを大外の名古に私たのが起点。そこからのクロスボールがFWチャヴリッチを経由し、ファーサイドのFW鈴木優磨に届いていた。「監督からも内と外の使い分けは口酸っぱく言われているし、同レーンに並ばないというのもずっと言われている。サイドハーフとの関係性は活かし合うコンビネーションが増えてきていると思う」(濃野)。そんな手応えが結果に結びついた逆転劇だった。
そんな濃野は早くも今季5ゴール目。DF起用の選手としては超異例の年間2桁ゴールが視野に入ってきたほか、新人DFとしては2004年の岩政大樹氏(当時鹿島)の4ゴールを上回る歴代最多記録を打ち立てた。
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