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福岡に新王者誕生!創部6年目、高大一貫強化の福岡大若葉がインハイ初出場!

ゲキサカ / 2024年6月3日 9時4分

福岡大若葉高が創部6年目で初優勝

[6.2 インターハイ福岡県予選決勝 東海大福岡高 0-1 福岡大若葉高 小郡市陸上競技場]

 福岡大若葉が創部6年目で初の福岡制覇! 令和6年度全国高校総体(インターハイ)福岡県予選決勝が2日、小郡市陸上競技場で行われ、東海大福岡高と福岡大若葉高が激突。福大若葉が1-0で勝ち、全国大会初出場を決めた。

 福大若葉は2019年に女子校から男女共学化。同時に男子サッカー部を創部し、系列の名門・福岡大との高大一貫による強化をスタートした。福岡大OBで、九州国際大付高(福岡)監督として同校を全国高校選手権やインターハイ出場へ導いている杉山公一監督がゼロからチームを立ち上げ。九州の名門・福岡大の施設でトレーニングするほか、杉山監督の恩師で、福岡大の乾眞寛監督も総監督としてサポートする新鋭校だ。

 前日の準決勝では、プレミアリーグWESTで5位につける名門・東福岡高を3-0で突破。決勝では、東海大五高時代の2006年以来、18年ぶり18回目の全国大会出場を狙う東海大福岡に挑んだ。

 東海大福岡は、3月に新監督就任が発表された伊藤良太監督の下で2012年以来の決勝進出。コイントスで風下を選択したが、序盤から相手よりもクロス、ラストパスの本数を増やしていた。

 だが、福大若葉が最初の決定機を得点に結びつける。左SB遠藤慎斗(2年)の左足ミドルなどで攻めていた福大若葉は前半14分、自陣で相手のシュートをブロック。こぼれ球を繋ぎ、前を向いたMF喜連川凌久(3年)が10番MF森部絢主将(3年)とのワンツーで中央から大きく前進する。そして、敵陣中央までボールを運んでスルーパス。俊足FW山方翔大(2年)が相手SBの背中側から抜け出し、右足シュートをゴールへねじ込んだ。
前半14分、福大若葉MF喜連川凌久が絶妙なスルーパス福大若葉FW山方翔大が右足で決めて先制ゴール大興奮の応援団
 山方の2試合連続ゴールで福大若葉が先制。直後にも山方の抜け出しから喜連川がシュートへ持ち込む。縦へ速い攻撃を見せる東海大福岡に対し、福大若葉は状況に応じて森部やエースFW川上礼偉(3年)らがダイレクトのパス交換。相手のペースに飲み込まれないように意識しながらゲームを運び、右サイドでスプリント力を見せるSB井上太智(3年)のクロスからゴール前のシーンも作り出した。

 東海大福岡は、最前線のFW池田蒼音(3年)が再三ボールを収め、10番FW倉田連(3年)らのスピードを活かしてゴールを目指す。攻守のキーマンMF永田覚都主将(3年)がボールに係わり、キック精度の高いMF浅香寛太(3年)がクロス、縦パスを入れていたが、福大若葉は身体能力の高いCB占部陽大(2年)が幅広いカバーリング。守備能力と賢さの光るDFリーダー・CB重松怜音(2年)とチャレンジ&カバーをしながら要所を封じていく。加えて、右SB井上と左SB遠藤の両DFも絞り込みを欠かさず、崩れない。

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