1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

仙台育英、利府をPK戦の末に下して3大会ぶりV!! プリンス東北開幕5連敗から守備を改善して全国切符獲得

ゲキサカ / 2024年6月4日 16時32分

サッカー部の先輩、宮城県出身お笑い芸人パンサー尾形貴弘さんの「サンキュー」ポーズで優勝を喜ぶ仙台育英高の選手たち

[6.3 インターハイ宮城県予選決勝 仙台育英高 0-0(PK3-0) 利府高 めぐみ野B]

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)宮城県予選決勝が3日、みやぎ生協めぐみ野サッカー場Bで行われ、仙台育英高が利府高をPK戦の末に下し、3大会ぶり21回目のインターハイ出場を決めた。

 今大会は波乱が相次いだ。プリンスリーグ東北で現在2位につけてプレミアリーグプレーオフ出場圏内に入り、優勝候補と目されていた聖和学園高が、宮城県リーグ1部首位で昨年度今大会優勝の東北学院高に準々決勝で敗れた。その東北学院に準決勝で勝利したのは宮城県リーグ1部で現在5位で公立の利府。粘り強い守備を武器に久々の決勝進出で、20大会ぶり3回目のインターハイ出場を目指した。一方の仙台育英は、準々決勝では宮城県リーグ2部の仙台城南高相手に延長戦で2-1、準決勝も宮城県リーグ1部4位の宮城工業高に1-0といずれも辛勝。苦しみながらもファイナルの舞台に辿り着いた。

 試合は立ち上がりから仙台育英が相手DFの背後へロングボールを送り、FW伊藤琉斗(2年)やトップ下に入ったFW中西大晴(3年)、右サイドハーフのMF石川真斗(2年)やMF長滝立優(2年)が積極的にゴールへ襲いかかった。前半8分には中西の直接FKがクロスバーを叩くなど惜しい場面もあったが、利府はキャプテンのDF齋藤瑞(3年)を中心として体を張った守りを見せ、GK近藤拓実(3年)もファインセーブを見せた。利府はカウンターからDF市川潤(2年)が2本のシュートを放ったが、DFにブロックされる。

 前半を0-0で終え、後半頭から利府はFW鈴木太智(3年)を投入。鈴木はロングスローを得意とし、後半はロングスローから何度か好機をつくった。一方の仙台育英も石川のロングスローからゴールを狙うがなかなか得点は生まれない。準々決勝から3日連続での試合ということもあり、疲れも見え、後半も得点を奪えずに延長戦に突入する。延長前半は仙台育英が何度か好機をつくるも得点できず、逆に延長後半は利府がロングスローやCKからゴールに迫るが決め切れない。0-0のまま、試合はPK戦に突入した。

 PK戦は1人目が両チームともゴール左に外す。仙台育英の2人目が決めると、利府のキッカーの前に立ちはだかったのが仙台育英GK小川陽海(2年)だった。「スカウティングの情報通りでした」と左に跳んでPKストップを見せた。仙台育英が3人目も決めたのに対し、利府はポストに当てて失敗。仙台育英は4人目のDF佐藤杜羽(3年)が落ち着いて決めて3-0でPK戦終了。仙台育英が苦しみながらも3大会ぶりのインターハイ出場を決めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください