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10人になった延長後半で手繰り寄せた決勝弾!「サッカーを楽しむ気持ち」を軸に据えた多摩大目黒は国士舘相手に劇的勝利で東京8強!

ゲキサカ / 2024年6月5日 12時23分

 先制ゴールが入った瞬間。ピッチから、ベンチから、スタンドから、次々と選手が集まり、あっという間にできた大きな歓喜の輪が印象に強く残っている。「今年はみんな仲が良いチームですね。一体感もありますし、トップチームだけではなくて、今日応援してくれた他のカテゴリーも含めて、全体として凄く仲が良いので、そこがチームの強みでもありますし、大切にしているところでもあります」(ヘンリー)「みんなうるさいぐらい仲が良くて、楽しくやっています。でも、『そういうところで引き締めないと』とは監督やコーチから言われているので、自分もやる時はやらなきゃなと思っています(笑)」(武田)。グループ全体で醸し出してきた一体感は、間違いなくこのチームの大きな武器だ。



 多摩大目黒は昨年度の高校選手権予選で準々決勝まで進出。今季に入ってからも4月の関東大会予選で準々決勝まで駒を進めているが、近年で考えればこの“ベスト8”はチームにとって越えるべき大きな障壁。ただ、彼らにそこまで必要以上に気負うような雰囲気は感じられない。

「ここからは準々決勝、準決勝と上の方をどうしても意識するじゃないですか。でも、一戦一戦しっかり自分たちの力を発揮することが大事かなと思うので、メンタル的なところも含めて1週間良い準備をしたいなと思います。次は久我山ですけど、そんなに意識はしていません。自分たちにフォーカスして、自分たちのやるべきことをしっかりやろうよという感じですね」(遠藤監督)「多摩大目黒はベスト8の壁をなかなか越えられていないので、ここからさらにパワーを上げていかないと、という気持ちはありますね。でも、チームの武器でもある仲の良さをもっと前面に出して、もっと良い雰囲気で試合を運べたら、ここからも勝ち切れると思います」(ヘンリー)。

 常にど真ん中の軸に据えているのは『サッカーを楽しむ気持ち』。悲願とも言うべき初めての全国大会へと繋がる扉は、間違いなくその視界に捉え始めている。あとはそれをこじ開けるだけ。一度ノッてしまった多摩大目黒を止めるのは、どのチームにとってもそう簡単なタスクではなさそうだ。



(取材・文 土屋雅史)
●全国高校総体2024特集

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