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昨年の全国3位・国見が3-0で長崎決勝進出。今年は攻撃的な特長も積み上げ、昨年超えへ

ゲキサカ / 2024年6月8日 18時1分

名門・国見高が3-0で長崎決勝進出

[6.6 インターハイ長崎県予選準決勝 国見高 3-0 諫早商高 長崎県立百花台公園 サッカー場]

 昨夏超えへ、国見が全国王手――。令和6年度全国高校総体(インターハイ)長崎県予選準決勝が6日に雲仙市の長崎県立百花台公園 サッカー場で行われた。昨年度全国3位の国見高は3-0で諫早商高に快勝。7日の決勝では、2年連続の全国大会出場を懸け、長崎総合科学大附高と戦う。

 国見は3回戦で前回大会4強の創成館高、準々決勝で新興勢力の九州文化学園高と激戦ブロックを勝ち抜いて準決勝進出。この日は前半3分、MF門崎健一(3年)の絶妙な右CKから10番FW西山蒔人(3年)が先制点を叩き込む。
前半3分、右CKから国見FW西山蒔人(10番)が先制ゴール幸先よく得点を挙げた
 幸先良くリードを奪った国見だが、直後にCB川原凜太郎(3年)が抜群の高さのヘッドでクリアした際に相手選手と交錯。負傷交代するアクシデントに見舞われた。右SBに山本透舞(3年)を投入し、右SB野尻慎之助(3年)を左SB、左SB古川聖來(3年)をCBに移してリスタートしたが、リズムを掴むまでに時間を要してしまう。

 攻守で距離感が開いてしまったこともあり、グラウンダーのパスを繋ぐ諫早商から良い形でボールを奪い切ることができない。諫早商は10番FW松永皇龍(3年)のキープ力や司令塔のMF柿平寛太(3年)の展開力も活かして押し返し、パス交換で相手選手と入れ替わるなど反撃。クロスを上げ切るシーンを増やして見せる。
諫早商の10番FW松永皇龍がボールを収める
 前半22分には、正確なキックを見せていたMF小川蔵人(3年)の左CKから松永がヘディングシュート。国見も左サイドでテンポ良くボールを動かして野尻がクロスを上げたほか、右SH江藤呂生(3年)のクロスや門崎、MF出田幸雅(3年)の飛び出しで圧力をかける。

 32分には、左SH原田高虎(2年)がDFを外してからの右足シュートを枠へ飛ばす。だが、諫早商GK濱崎善(2年)が横っ飛びでセーブ。諫早商は主将のCB馬場悠矢(3年)が相手の攻撃を跳ね返すなど、集中した守りも光り、1点差で前半を折り返した。
諫早商CB馬場悠矢主将が前線へフィードを入れる
 諫早商は後半7分には敵陣でボールを奪ったMF秋山勇斗(3年)が左サイドへ抜け出してクロス。だが、国見は決定打を打たせない。国見は川原交代後、上手くいかない時間が増えていたが、注目GK松本優星主将(3年)や守備能力の高い古川、CB上野壮大(3年)を中心に後方の選手たちはほぼバタつくことなく、試合を進めていた。
国見DF古川聖来は序盤に左SBからCBへポジションを移し、守りを安定させた
 また、ハーフタイムに木藤健太監督から「もうちょっと距離を近くしよう。(相手が中を閉じてくるんで)わざと寄っていくくらい近くでいい」と助言された選手たちは、攻撃時のサポートの距離を改善。ボランチのMF切封海音(3年)がパスを引き出し、ダイレクトでのパス交換が増えるなど攻撃にリズムが出た。

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