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驚異のA代表通算9戦8発! WBでも結果出したMF中村敬斗、リーグアンで向き合った「縦突破の壁」

ゲキサカ / 2024年6月7日 1時9分

MF中村敬斗(スタッド・ランス)

[6.6 W杯2次予選 日本 5-0 ミャンマー ヤンゴン]

 日本代表では初めてのウイングバック起用で見事に結果を出した。MF中村敬斗(スタッド・ランス)は0-0で迎えた前半17分、MF鎌田大地(ラツィオ)からのロングパスを受けると、迷わずドリブル突破をスタート。そのままゴール前に持ち上がり、最後はロングスプリントの影響を感じさせない持ち前のシュートセンスで、強烈な右足シュートをニアポスト脇に突き刺した。

 マーカーのいない状態から攻撃を始められるという、ウイングバックのメリットを最大限に活かした先制点。試合前にはフライブルクで同じポジションを務めるMF堂安律から「大外はスペースがあるので逆サイドからフリーでもらえる」とアドバイスを受けていたといい、中村は「1点目はまさにそういう形でもらえて点が取れた」と感謝を口にした。

 またこの日はゴールシーンだけでなく、ウイングバックでプレーした62分間を通じて縦に仕掛ける姿勢が際立っていた。

 中村によると、前がかりなパフォーマンスはリーグ・アンで取り組んできた努力の成果。「持ったら仕掛けるというのはフランスリーグで磨かれた。簡単な1年じゃなかった」「ウイングとして生き残るには中に入るだけじゃダメ。タイミングを見て縦に行く回数を増やしていた」。そこでの課題はアジア杯でも感じたものだったという。

 アジア杯ではMF三笘薫が開幕に間に合わなかった左ウイングの主力として大会に臨んだものの、敗退に終わった準々決勝のイラン戦ではスタメン落ち。本職ではないFW前田大然が先発で起用され、負傷明けの三笘がジョーカー起用されたことで、出番のないまま試合を終えていた。

「イラン戦の前のバーレーン戦で個人的に良くなかった。あれでスタメンを外れたのは仕方ないと思ったし、三笘選手が帰ってきたので途中から流れを変えると分かっていたので、出なかったことには悲観はしていなかった。でもバーレーン戦で良いプレーをできていたら出られていたかもしれない。アジア杯後は成長しないといけないと思った」

 そうした能力を突き詰めるにあたって、サイドの1対1がキーポイントとなるリーグ・アンは格好の舞台。「アジア杯で感じた縦突破の壁みたいなところはフランスでこの半年すごく意識してきて、自分の中で成長していたと思うので、今日は出せて良かった。フランスリーグは1対1、個の強いリーグだと思うし、普段から対人の強い相手とできていて、自分の中でも成長を感じられたので嬉しい」と手応えを口にした。

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