「隙を突いて、隙を与えない」。長崎総科大附が長崎準決勝を4-0で突破し、宿敵とのリベンジマッチへ
ゲキサカ / 2024年6月28日 11時56分
[6.6 インターハイ長崎県予選準決勝 長崎総合科学大附高 4-0 佐世保実高 長崎県立百花台公園 サッカー場]
長崎総科大附が後半の4発で決勝進出。令和6年度全国高校総体(インターハイ)長崎県予選準決勝が6日に雲仙市の長崎県立百花台公園 サッカー場で行われた。2年ぶりの全国大会出場を狙う長崎総合科学大附高が、FW坂本錠(3年)の3得点の活躍など4-0で佐世保実高に快勝。長崎総科大附は7日の決勝で国見高と戦う。
「隙を突いて、隙を与えない」。定方敏和監督が口にしていた勝利への鉄則。長崎総科大附は前半こそ相手ゴール前で慌ててしまう部分が散見したものの、守備面でほぼ隙を見せることなく、70分間を無失点で終えた。
指揮官が全幅の信頼を置く10番MF宇土尊琉主将(3年)は、「相手にもそんなビッグチャンスというチャンスは与えてなかったと思うんで、そういう部分では隙はあまり見せてないかなと思います。怪我人とかが帰ってきたんで、そういうところで総附らしくなってきてるんじゃないかなと思います」と頷いた。
長崎総科大附の攻守の要、MF宇土尊琉主将
佐世保実は準々決勝で県新人戦準優勝の第2シード、長崎日大高を1-0で撃破。序盤は硬さがあったものの、クリアを全て縦パスとして入れてくる長崎総科大附の攻撃をCB山口桜希(3年)らDF陣が身体を張って跳ね返す。そして、キープ力、スピード、身のこなしに秀でた10番FW横田翔栄(2年)や左足のキックなど存在感のある動きを見せていたMF小潟和輝主将(3年)を中心に反撃。ハイサイドまでボールを運び、クロスに結びつけるシーンもあった。
佐世保実のMF小潟和輝主将は精度の高いキックやセカンドボールの回収で奮闘
前半34分には横田の仕掛けから、最後は右でフリーのMF秋山勇斗(3年)が右足シュートを放つ。だが、長崎総科大附は空中戦含めて守備能力の高さが印象的なCB角田碧斗(3年)が、随所で相手の“危険人物”横田を封鎖。元FWの大型CB島田俐亜武(3年)やMF阿部紘斗(3年)が高さを発揮し、セカンドボールを宇土が回収し続けていた。
長崎総科大附の大型CB島田俐亜武はダイナミックな動き
宇土は「1個1個の球際だったり、切り替えだったり、そういう部分で絶対負けないで前からしっかりと行くっていう決めていたんで、それが上手くハマったんで、相手にはチャンスはあまり与えてなかった」と振り返る。
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