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「ストーリー通り」に試合進めた作陽学園、難敵・岡山学芸館が待つ決勝へ!! 敗れた就実はさらなるレベルアップ誓う

ゲキサカ / 2024年6月8日 18時26分

完封勝利の作陽学園高が決勝進出

[6.8 インターハイ岡山県予選準決勝 作陽学園高 1-0 就実高 岡山県美作ラグビー・サッカー場]

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)岡山県予選準決勝が8日に美作市の岡山県美作ラグビー・サッカー場で行われ、第2試合では作陽学園高と就実高が対戦。作陽学園が1-0で勝ち、4大会ぶり24回目の出場を目指す決勝進出を決めた。

 ロングパスで両サイドのスペースを突き、そこからの個人技や突破でゴールを目指す作陽学園と、FW松澤悠紀(3年)など前線の選手をターゲットにチャンスを作ろうとする就実の攻防は、立ち上がりから球際の争いも含めて激しいものに。最初のチャンスは就実で、前半4分(35分ハーフ)にCKからMF樋口琉生(3年)がヘッドで狙うも、ゴール上に外れた。

 その後は作陽学園がゴール前のシーンを多く作り、13分にFW大西卓磨(3年)がエリア内右サイドから右足で狙ったが、就実DF杉原由太郎(3年)のブロックに遭う。15分にはFW入江修生(2年)が右サイドからドリブルでエリア内に侵入、左足で狙ったが就実GK三谷遼人(2年)がセーブ。両チームの集中力の高い守備で得点は生まれず、スコアレスで前半を終えた。
 
 後半も前半同様の激しい攻防が続いたが、11分に作陽学園が先制点を奪う。ゴールキックを短くつないでDF小椋翔太(3年)がボールを持つと、相手最終ラインの背後へロングパス。抜け出した大西がドリブルで持ち込み、軽く浮かせたシュートでGKを破って決めた。

 その後は引き気味に構えてカウンターを狙う作陽学園に対し、就実がパスをつなぎながら攻略を試みるが、なかなか良い形を作れない。杉原のロングスローなどセットプレーでもゴールを脅かすが、作陽学園の守備を崩せないまま時計の針が進んだ。

 就実はカウンターのピンチをしのぎ、終盤はゴール前に何度も浮き球のパスを送って懸命にゴールを目指す。後半アディショナルタイムの35+3分には右サイドから攻め込み、ニアサイドに走り込んだ松澤が右足で合わせたが、右に外れて決まらず。最後まで集中力を切らさず逃げ切った作陽学園が、準々決勝に続く1-0勝利で決勝進出を決めた。

 就実は高校選手権も含め、全国大会の県予選で初の決勝進出を目指したものの、歴史を変えることはできず。大谷雄太郎監督は「相手のロングボールと、それに向かってくる強さは分かっていましたが、最終ラインが耐えられなかった。ボールを拾ってからも、しっかりつなげなかった」と攻守両面について語った。

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