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“拠りどころの甘さ”も、近江が初のインハイ予選連覇。強豪校への新たな一歩

ゲキサカ / 2024年6月9日 7時48分

 それでも、1点リードの試合終盤にバタつかなかったことも確か。立命館守山のセットプレーを跳ね返すなど、相手が攻勢に出る機会をほぼ与えずに1-0で試合を締めた。追われる立場となった中での戦いだったが、昨年の卒業生が見守る前で優勝。選手たちに満足感はなかったものの、素直に優勝を喜んでいた。
優勝の瞬間、近江GK山崎晃輝主将は両手を広げて喜んだ
 山崎は「正直なところで言ったら、やっぱり近江高校として、やっぱり滋賀県タイトルはもう絶対落とせないゲームになってきてると思うんで。チームとしてもそれだけ大きなチームになってきてると思うんで、やっぱりプレッシャーってのは凄くありました」。昨年とは異なる世代で、別のチーム。選手権の好成績によって、ミスできない、負けられないというプレッシャーはより高まったが、勝ち切ったことで近江は一つ成長した。

 ここからインターハイまで1か月半の期間がある。前田監督は「メンタル面も踏まえて。ここからもう1回、全国ではやれるように」。高校サッカーにおける3年生のパワーを信じる指揮官は、この日先発6人のみだった3年生の奮起にも期待していた。

 注目の全国大会は一戦必勝の姿勢で戦う。「今年の目標は一戦必勝を掲げている。優勝とかベスト4とかそういう目標は立ててなくて、一戦一戦戦っていく中での結果だと思っています」と山崎。どんな環境でも自分たちの“拠りどころ”技術力を発揮できるように日常で磨き、全国大会の一試合一試合で披露する。
強豪校、伝統校への新たな一歩
(取材・文 吉田太郎)

●全国高校総体2024特集

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