1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

興國が総体初出場!! 「一喜一憂できない」激しいチーム内競争が好循環を生み、全国切符獲得!!

ゲキサカ / 2024年6月9日 10時7分

延長戦を制した興國高が総体初出場を決めた

[6.8 インターハイ大阪府予選準決勝 関西大一高 1-3 興國高 J-GREEN堺S1]

 8日、令和6年度全国高校総体(インターハイ)大阪府予選の準決勝が行われた。関西大一高と興國高による第1試合は興國が3-1で勝利し、インターハイ初出場を果たした。

 試合のペースは序盤から興國。関大一高が前からボールを奪いに来ると予想していた中、ブロックを敷いてきたため、DF的羽航人(3年)とDF國岡俊哉(3年)のCBコンビを中心に落ち着いてボールを動かしながら、機を見ては前方にボールを差し込んでいく。

 前半11分には右サイドでボールを持ったDF久松大燿(3年)が中への侵入から前線にクサビ。FW芋縄叶翔(2年)のポストプレーを貰いなおして、ミドルシュートを放ったが、左ポストに嫌われた。22分にはFW乾悠人(2年)のスルーパスからMF樺山文代志(2年)がフリーでゴール前を抜け出したが、シュートは枠の外。「チャンスがあった中、仕留められないのがリーグ戦との違い。説明できないような雰囲気があった」。六車拓也監督がそう振り返った通り、全国行きがかかった大一番特有の緊張感によって、普段通りの得点力が出せないまま前半を終えた。

 後半も流れは変わらない。後半3分にはDF高橋怜生(3年)からのボールを受けたMF安田光翔(2年)が左サイドを抜け出し、ゴール前にパス。ファーに抜けたところをMF宮崎優二(3年)が合わせに行ったが、ミートできない。

 再三の決定機を生かせずにいると後半5分には粘り強く右サイドを運んだMF有田光希(2年)をPA内で倒し、関大一高にPKを献上。キッカーのMF梅原快(3年)に決められ、追いかける展開を強いられたが、興國の選手に動揺した様子は見られない。「今年は精神力が強い。点を取られても、僕らが点を取れなくても全員が点は入ると最後まで思っている」。そう口にするのは的羽だ。

 失点直後の6分にはパワーのあるFW仲谷蓮斗(3年)を投入。これまで通り、テンポよくボールを動かしながらも力強さのある前線に入れる回数を増やしていく。13分に生まれた同点弾も中央で競り合った形から。こぼれ球を右サイドの高い位置で拾った久松がそのまま縦を仕掛けて、ゴール前にクロス。ファーサイドの芋縄が打点の高いヘッドで合わせて、試合を振り出しに戻した。

 1-1で延長戦に入ると攻撃の勢いは更に加速していく。延長前半8分には高橋の左クロスをファーサイドのFW小笠原啓太(3年)が折り返すと最後はMF水野凪斗(2年)が頭で押し込み勝ち越しに成功。延長後半5分には中央をパスで崩すと、最後は仲谷のパスからFW地道碧(3年)が決めて、3-1で試合を終えた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください