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創部初の決勝でアグレッシブに近江と戦い、被シュート2。立命館守山は経験を選手権や今後の飛躍に繋げる

ゲキサカ / 2024年6月9日 21時13分

立命館守山高が創部初の決勝で堂々の戦いを見せた

[6.8 インターハイ滋賀県予選決勝 近江高 1-0 立命館守山高 布引運動公園陸上競技場]

 初めて決勝の経験を選手権に、今後の飛躍に結びつける。2006年創部の立命館守山高がインターハイ予選、選手権予選、県新人戦を通じて初の滋賀県大会決勝進出。選手権準優勝校の近江高を相手にアグレッシブな戦いを演じた。

 立ち上がりから前に出て相手のビルドアップを制限。ボールを奪うと果敢に攻め、セットプレーを獲得する。そして、近江も警戒していた右SB平尾新(2年)のロングスローなどで優勝候補にプレッシャーをかけた。

 入りよく試合を進める中、一瞬の隙を突かれて失点。だが、気落ちすることなく、“前へ”を継続する。敵陣での奪い返しからのシュートや相手守備陣を脅かすようなクロスへ持ち込み、後半10分にはMF宮田夢大(3年)の左足ミドルがクロスバーを叩いた。

 攻撃の要を担うFW氷見亮陽主将(3年)は、「チームとしても初めてだったんで、楽しもうということは1番に思っていて、その中でも近江に対する対策とか結構やってきたんで、それが出たらいいなと思っていた」と説明する。初の決勝で自分たちの特長も表現していた。

「丁寧にはやりたいなと思っています」という吉田貴彦監督の指導の下、身につけてきた技術力を随所で発揮。DFラインの選手も落ち着いてボールを運び、FW李川晃瑛(2年)や氷見らアタッカー陣が果敢な仕掛けを繰り返した。

 また、セカンドボールの攻防で奮闘したほか、CB森圭児ら2年生中心のDF陣がよく踏ん張り、被シュート数はわずか2本。立命館守山のシュートは4本だったものの、近江との試合で「初めてシュートで上回った」(吉田監督)。ただし、指揮官も「試合巧者」と認めた相手に0-1で敗戦。初の決勝で突き抜けることはできなかった。

 これまで準決勝の壁を突破できなかったが、今大会では伊吹高との初戦をPK戦で制すと、その後、比叡山高、八幡商高にいずれも1-0で勝って決勝へ進出した。創部2年目の2007年から指導する吉田監督は、「『もう、目出えへんで』って言われながら。牛歩のように、成長してきたんですね」。そして敗れたものの、選手権準優勝経験者を残す近江と紙一重の勝負を演じた。

 氷見は近江の力強さや質、メンタル面での差を感じたと言うが、「自信になりました」。次は再び決勝の舞台に立つこと、そして決勝でどう戦うかを意識しながら練習を重ねる考えだ。

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