1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

瀬戸内が王座奪還!! 60m超絶弾で広島皆実に追い付かれるも、延長戦2発で退けて2大会ぶりの全国へ

ゲキサカ / 2024年6月9日 20時49分

瀬戸内高が延長戦を制して全国行きを決めた

[6.9 インターハイ広島県予選決勝 瀬戸内高 3-1(延長) 広島皆実高 サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]

 令和6年度全国高校総体(インターハイ)広島県予選決勝が9日に広島市のサンフレッチェビレッジ広島第一球技場で行われ、瀬戸内高と広島皆実高が対戦。瀬戸内が延長戦の末に3-1で勝ち、2大会ぶり9回目の出場を決めた。

 前日からの雨が小降りながらも続く中で始まった一戦は、立ち上がりから激しい競り合いが続いた。瀬戸内は前半9分(40分ハーフ)にMF武田直大(3年)が右足で狙ったが、広島皆実GK三好達哉(3年)がセーブ。広島皆実も9分にMF野村陸路(2年)が右足でミドルシュートを放ったが、ゴール上に外れた。

 直後の10分、先にスコアを動かしたのは瀬戸内だった。この日2トップの一角で出場したDF村上陽哉(3年)がロングスローを投げ入れるが、広島皆実がクリア。こぼれ球を拾った瀬戸内DF大塚八寛(2年)がゴール前に浮き球を送ると、ロングスローを投げた後に猛然とエリア内まで走り込んできた村上が、キャッチしようとするGK三好よりも先に頭で合わせ、ネットを揺らした。

 だが、先制された後にパスワークのリズムが良くなり始めた広島皆実は、23分に驚異のスーパーゴールが飛び出す。攻め込まれた場面でMF迫田提亮(3年)が相手のパスをインターセプトし、これを拾った野村がドリブルで運ぶと、エリア外を飛び出して自陣中央付近にいた瀬戸内GK田平悠斗(2年)のポジションを見逃さず、ハーフウェーラインの手前から右足を一閃。ライナー性のボールが田平の頭上を越えてネットを揺らし、公式記録で60メートルという超ロングシュートで同点とした。

 追い付いて攻撃の勢いが増した広島皆実に対し、追加点は与えずハーフタイムを迎えた瀬戸内は後半に反撃。ボールを奪われた後の切り替えが早くなり、素早く奪い返して連続攻撃を仕掛ける場面が増えたものの、広島皆実も粘り強く対応して防ぐ。ならばと瀬戸内はセットプレーでチャンスを作り、20分には右CKをFW上岡士恩(3年)がフリーとなってヘッドで合わせたが、わずかに上に外れた。

 後半終了間際は広島皆実にもカウンターのチャンスがあったものの、決定機には至らず。1-1で前後半を終了し、勝負の行方は10分ハーフの延長戦に持ち込まれた。

 延長前半は一進一退の攻防が続いたが、一歩前に出たのは瀬戸内だった。5分、エリア内でMF山本寛太(3年)がこぼれ球を拾って左につなぐと、武田がダイレクトで右足シュート。これがGK三好の足元を破ってニアサイドに決まり、2-1と再びリードした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください